コラム
COLUMN
2024.1.12
Web業界のトレンドとは?Web業界の仕事内容や必要なスキルをご紹介
Web業界は、日々変化のスピードが早い業界です。Webサービスやトレンドは随時変わっていくため、柔軟性を持って対応していく必要があるといえるでしょう。昨今、新型コロナウィルスの影響により人と人との接触が制限されるなか、オンラインを主軸としたWebサービスの提供が活発にすすみ、人々の生活様式も大きく変化しています。
この記事では、Web業界の最新のトレンドやWeb業界の仕事内容、キャリアパス例、職種ごとに必要なスキルなどをまとめていますので、ぜひ参考にしてください。
Web業界とは?
ここでは、Web業界の概要や特徴について解説します。
Web業界とは、インターネットを通じてサービスの提供を行っている業界のことをいいます。 SEOや通販サイト、Web広告、ニュース、SNS、学習(eラーニング)などのサービスを提供している業界が例として挙げられます。企業例では、「GAFA」と呼ばれるGoogle、Amazon、Facebook(Meta)、AppleなどがWeb業界の代表的な企業として挙げられます。
Web業界とIT業界の違いとは?
ITとは「Information Technology」の略語で「情報技術」という意味になります。 IT業界とは、通信サービスに加えてシステム開発やアプリケーションの開発、スマートフォンアプリやゲームなど、コンピュータに関係する大半の領域を指す言葉です。IT業界という大きな枠組みの中に、Web業界という業種が含まれており、Web業界とIT業界は区別されることが多いです。
Web業界における具体的な仕事内容とは?
Web業界の職種は、主にWebディレクター職、クリエイティブ職、Webアナリスト職の3つに分けられます。ここでは、それぞれの職種の特徴を紹介します。
Webディレクター職
Webサイトの企画立案や制作、運用を主に担当します。 エンジニア、デザイナー、ライター、SEO担当者といった制作に関わるメンバーをまとめ、進行管理や品質に問題ないかをチェックし、プロジェクトが円滑に進むように調整して、チームで目標達成を目指します。
クリエイティブ職
クリエイティブ職は、主にWebデザイナー、Webライター、Webエンジニアとして分けられます。
Webデザイナーは、ユーザビリティが高くデザイン性のあるWebサイトのデザインを行います。
Webライターは、Webサイト上にあるコンテンツの文章を書く人を指します。 また、SEOライティングを行う場合は、ユーザー検索時のキーワードのニーズを意識したライティングが求められます。
Webエンジニアには、フロントエンジニアとバックエンドエンジニアの2種類があり、フロントエンドエンジニアは、Webデザイナーが制作したデザインに合わせてWebコンテンツを構築していきます。バックエンドエンジニアは、OSやサーバー、データベースなどの情報管理システムを主に開発します。バックエンドエンジニアの業務は、特に専門性が高い分野といえます。
Webアナリスト職
Webアナリストとは、Webサイトに対してアクセス解析やユーザーの行動分析などを行います。 主にGoogle Analyticsなどの解析ツールを使用して結果に対しての検証を行い、今後の施策の提案を行う場合もあります。
Web業界のキャリアパス例
では、Web業界のキャリアパスにはどのようなものがあるのでしょうか。Web業界には、多くの職種やポジションがあり、さまざまなキャリアパスがあります。どのようなキャリアパスがあるのかを確認して、必要なスキルと具体的な行動を整理しておくとよいでしょう。
ここでは、Web業界のキャリアパス例について紹介します。
例えば、Webデザイナーのキャリアパスとして、サイトのデザインのベースを決めるトップデザイナーを目指せるほか、チームリーダーやマネージャーなどデザイナーのマネジメント職が挙げられます。キャリアアップは現在勤務している会社でも目指せるかもしれませんが、経験と実績を積み、転職やフリーランスになることで収入のアップにつながる可能性があります。
また、職種を変えることも一つの方法です。例えば、同じWeb業界のなかでもディレクターやエンジニアになるなどの方法もあります。
Web業界で働く上で求められるスキルとは?
ここでは、Web業界の3つの職種をピックアップして、必要となる主なスキルについてご紹介致します。 Web業界には多くの職種があり、職種によって必要なスキルは異なります。
Webディレクター:リーダーシップ・問題解決能力・折衝能力など
Webデザイナー:Webデザインに関する知識・デザインに関する技術全般
Webマーケター:ツールを使用したアクセス解析、マーケティングに関する知識、財務系知識など
上記のスキルはWeb業界に関する知識に加えて職種別で必要なスキルです。このように、Web業界は、職種によってさまざまなスキルが求められます。また、日々の情報収集や流行のキャッチアップ、市場の変化にアンテナを張っておくことも重要です。
Web業界におけるトレンドの紹介
ここでは、最近のWeb業界でどのようなトレンドがあるのかを紹介します。
SaaS系サービス
「SaaS」とは、事業者のクラウドサーバー上のインターネットを経由してユーザーがソフトウェアを利用するサービスです。Software as a Serviceの略語で、「サース」や「サーズ」などと呼ばれています。
従来は、ユーザーがそのサービスを購入しPCなどへインストールして利用するのが一般的でしたが、「SaaS」はクラウドサービスのため、インターネット環境があれば場所やデバイスも問わずアクセスでき、サービスを利用できる特徴があります。
UI・UXデザインのニーズが増加
DXを推進する動きは、Web業界でも増えており、これまでのアナログだった部分をデジタル化していく動きがあります。また、エンジニアはもちろん、UI・UXデザインニーズの増加によりディレクターやデザイナー等の求人も増えています。
Web業界の市場規模や業界の動向について
Web業界の市場規模や業界動向について解説します。
Web業界の市場規模の拡大
Web業界では、SNSやオンラインゲームなど多くのサービスが日々生み出されています。また、業界動向search.comによれば、Web業界の市場規模は5.9兆円+、2020年と2021年では伸び率+ 9.7%、利益率は+ 3.3%となっており、上昇傾向が続いており、今後も市場規模は拡大していくと予想されます。
※参考元:業界動向search.com|インターネット業界
人材不足
Web業界は市場規模が大きくなっている一方で、成長性が高い業界であることから、人材不足に陥っています。Web業界の発展に伴い、消費者から多様なWebサービスのニーズが生まれることから、現状の需要に対する人材の確保が必要であるといわれています。
求人の動向
Web業界の求人数は引き続き高い状態にあるでしょう。新型コロナウイルスの影響による巣ごもり需要もあり、ECサイトやオンラインデリバリーのサービスなど成長しているビジネスも多いため、今後も企業による活発な採用が見込まれるでしょう。また、最近の傾向としては、比較的経験者層が求められているようです。
まとめ
本記事では、Web業界のトレンドや職種、求められるスキルなどを紹介しました。Web業界は今後も成長を続けていくと予想される業界です。専門的な知識が必要ではあるものの、スキルを身につけることにより業界内でさまざまな職種にチャレンジすることもできるでしょう。株式会社DigiCon(デジコン)では、インターネット広告やWebマーケティングなどに興味のある人材を募集しています。自分の裁量で働きたい人、自分で考えて行動できる人、自身の専門性を深めて行きたい人などは、ぜひお問い合わせください。