コラム

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2023.6.06

Webディレクターに中途採用で転職できる?仕事内容と必要なスキルを紹介

Webディレクターに中途採用で転職できる?仕事内容と必要なスキルを紹介

Webサイトのコンテンツ制作のプロジェクト管理の役割を持つWebディレクターは、業務の専門知識だけでなく、プロジェクトを円滑に進めるために制作メンバーをとりまとめ、進捗管理を行いながらプロジェクトの完了に向けて取り組むことが主な業務となります。

この記事では、Webディレクターの中途採用を目指す方向けに、仕事内容や必要なスキル、役立つ資格などを紹介していきます。

Webディレクターとはどんな仕事?

Webディレクターとは、Webコンテンツの企画立案や制作運用に関する管理・進行を担当する職種です。

Webコンテンツを制作する際には、エンジニアやデザイナー、ライター、マーケターといった多くの関係者がいます。制作を進めるにあたって、進行や品質に問題がないかをチェックしながらプロジェクトが円滑に進むよう調整するのがWebディレクターの役割です。

また、社内だけでなくクライアントとのコミュニケーションも重要となります。クライアントの要望や課題のヒアリングを行い、企画の提案や見積もり作成、予算の管理なども行います。

Webディレクターの具体的な仕事内容とは?

Webディレクターの具体的な仕事内容としては、主に以下の業務が挙げられます。

・プロジェクトの企画や提案
・プロジェクトの進捗管理
・プロジェクトの運用や更新

それぞれの項目について、以下で詳細を解説します。

プロジェクトの企画や提案

企画の提案のため、まずはクライアントの要望や意向をヒアリングします。ここでヒアリングした内容を踏まえ、クライアントの課題解決となるWebコンテンツ制作の企画を作成し、提案を行います。修正を加えながら、クライアントと認識を合わせて制作内容を検討していきます。企画を提案する際には、企画内容による効果を具体的に数値化してクライアントに伝えることがポイントとなります。

プロジェクトの進捗管理

クライアントとの協議で決まったWebコンテンツの完成に向け、プロジェクトの進捗管理を行います。タスク管理のためのツールなどを使用し、メンバーと制作スケジュールを共有しながら進めます。デザインやコーディング等のタスクを各メンバーに振り分けることもディレクターの仕事となります。

また、スケジュールは社内だけでなくクライアントとも共有し、確認などを依頼するケースもあるため、クライアント側のタスクも管理しながら進める必要があります。

プロジェクトの運用や更新

コンテンツ制作後、さらなる集客に向けた施策を練る必要があります。クライアントによってはコンテンツ追加の要望が出ることもあるため、リリース後もクライアントに寄り添った対応が求められます。

Webディレクターとして働く場合のキャリアプラン

ここでは、Webディレクターとして働く場合のキャリアプランをいくつか紹介していきます。

Webプロデューサー

Webプロデューサーは、Web事業全体をとりまとめて管理する重要な役割を担う職種です。ビジネス戦略の立案やコンセプトの設計など、Webディレクターよりもさらにクライアントに近い目線での提案が求められます。

Webコンサルタント

Webコンサルタントも選択肢の一つとして考えられます。Webコンサルタントはクライアントの課題解決に対して、どのような戦略や戦術で解決していくかを提案する仕事です。
Webマーケティングに関するノウハウや知識が求められるため、情報収集能力と実務経験が重要となります。Webディレクターのように制作現場で課題の解決に着手するわけではなく、コンサルティングに専念するキャリアとなります。

コンテンツディレクター

コンテンツディレクターは、Webディレクターの中でもコンテンツ制作に特化した職種のため、コンテンツ制作のスキルを高めていくことができます。また、近年ではSEOコンテンツの需要も高く、SEOの知識やライターへ文章のフィードバックをする文章力が求められています。

Webディレクターとして働く上で会社から求められるものとは?

Webディレクターとして働く上で求められる能力は、主に以下の項目となります。

・マネジメント力
・コミュニケーション能力
・進捗管理のスキル
・トラブルの早期解決力
・デザインやプログラミングに関する知識

ディレクターは専門職ではないため専門的なスキルは求められませんが、その代わりに幅広く対応できる能力が求められます。クライアントの望む結果を導くために各関係者に目を配りながら全体をまとめ、スケジュール通りに制作を進行させていく必要があります。

そのため、Webに関する基礎的な知識を活かすことはもちろん、発生したトラブルに対しても早期に解決し、丁寧な対応を心掛けることが求められます。

Webディレクターの給与相場はどのくらいか?

求人情報サイトの「求人ボックス」のデータによると、Webディレクターの平均年収は正社員で493万円となっています。
ただし、全体的に給与の幅は300~830万円と広く、勤務先の企業や経験・スキル、業務内容によって変動します。
※参考元:求人ボックス

Webディレクターに役立つ資格について

Webディレクターの中途採用で役立つ資格として、主に以下のようなものがあります。

・Web検定 Webディレクション
・ネットマーケティング検定
・ウェブ解析士
・Googleアナリティクス個人認定資格
・Google広告認定試験

特に「Web検定 Webディレクション」はプロジェクトマネジメントやWebサイトの企画や設計、集客施策などディレクションに必要な知識やスキルが学べます。Webディレクションをこれから学ぶ人だけではなく、実務を経験している人にとってもスキルを見直すきっかけとなる資格です。

ここで紹介した資格は一般的にスキルアップや就職優位につながる資格であるため、Webディレクターを目指す人は資格の取得を検討してみましょう。

Webディレクターの中途採用事情、トレンドを紹介

Webディレクターの仕事は多くの関係者をとりまとめながら業務を進める複雑な仕事であるため、需要は高い職種です。特に近年はWebサイトやWebアプリの制作のニーズが高まっており、Webディレクターの人手が足りない状況にあります。

Webディレクターはロジカルシンキングやマーケティングのスキルがあれば、中途でも採用される可能性があります。専門職の人材が揃っており、とりまとめ役がいない企業も散見されるため、中途採用であってもWebディレクターとして活躍できる場所は残されています。

まとめ

Webディレクターに中途採用で転職できる?仕事内容と必要なスキルを紹介

この記事では、Webディレクターの中途採用を目指す方向けに、具体的な仕事内容やキャリアプラン、必要なスキルや関係する資格などを紹介してきました。

WebディレクターはWebに関する専門知識が求められるだけでなく、Web制作に伴う関係者とのコミュニケーション能力やスケジュール管理能力など幅広いスキルが必要となります。ディレクション業務を通してWeb業界でキャリアを積み上げたい人はぜひ転職を検討してみてください。