コラム
COLUMN
2024.6.19
マーケティングディレクターに転職するために必要なスキルや資格とは?
マーケティングディレクターとは、企業のマーケティングに関する戦略を統括する担当者のことをいいます。マーケティング戦略の立案から実施まで行うなど、仕事内容は多岐に渡るため、さまざまなスキルが求められます。
本記事では、マーケティングディレクターの概要や転職する際に必要なスキル、役立つ資格などについて解説します。マーケティングディレクターへの転職を検討している人は参考にしてください。
マーケティングディレクターとは?
マーケティングディレクターとは、企業のマーケティングにおける企画や制作、進行管理などを統括する担当者や責任者のことです。
例えば、キャンペーンを行う場合、キャンペーン企画の立案から、企画の管理、実施などを担うことになります。また、マーケティング活動に幅広く関わることもあり、企業にとって重要な役割を担う職種といえるでしょう。マーケティングディレクターは単独ではなく、チームを組んでチームメンバーとともに業務に取り組むケースが一般的です。そのため、マーケティングディレクターにはマーケティングに関する知識やスキルだけでなく、チームを統率する能力も求められます。
マーケティングディレクターの具体的な仕事内容とは?
マーケティングは、自社やクライアントの商品やサービスを売るために行うものであり、マーケティングディレクターはマーケティングに付随するさまざまな活動をします。
なかでも主軸となるのが、マーケティング戦略の立案です。企業が抱える課題を明らかにするために市場調査を実施し、調査結果の分析を踏まえて、課題解決に導く戦略を練ります。顧客のニーズや購買行動は時代とともに変化しているため、ニーズを的確に把握したうえで戦略に落とし込んでいかなければなりません。
また、Webサイトを運営している企業に対しては、クライアントの要望に沿ったコンテンツ内容の企画立案やサイト設計・改善などを行うこともあります。また、クライアント企業をはじめ、社内の関係部署、社外の協力会社などとのやりとりも日常的に発生するため、ディレクターには、これらの関係者とのコミュニケーションや進行管理も行う必要があります。
マーケティングディレクターとして働くためのキャリアパス例
マーケティングディレクターになるためには、どのようなキャリアパスがあるのでしょうか。例としては、マーケティングマネージャーなどの管理職経験を経て、マーケティングディレクターに昇進するケースがあります。また、営業職を経験してからマーケティングディレクターにキャリアチェンジするケースも少なくありません。営業職は、商品やサービスの知識が身につくだけでなく、現場に対する理解もあるため、それらの経験を生かすことができるでしょう。
マーケティングディレクターとして働く上で求められるスキルとは?
マーケティングディレクターは、マーケティング活動全般に関わることになるため、求められるスキルも多岐に渡ります。
まずは顧客やユーザーを理解することが大切です。顧客が抱える課題はどのようなもので、それに対して自社ができることは何なのかを考える必要があります。そのうえで、魅力的なマーケティング戦略や集客プロモーション企画の立案を行うことになります。企画を立案する際にはデータ分析力も必要です。
また、世の中のトレンドは日々変化しているため、商品をより認知してもらい多く販売するためには、トレンドにも敏感でなければなりません。そのほか、社内の関係部署や社外のパートナー企業の担当者への提案や交渉スキルも必要です。
さらに、マーケティングディレクターには統率力も必要です。マーケティングはチームを組んで進めていくことが一般的です。そのため、チームメンバーの能力を最大限発揮させることや目標達成に向けたメンバー管理も大切になります。
マーケティング職の給与相場はどのくらい?
求人情報サイト「求人ボックス」のデータによると、マーケティング職の平均年収は523万円程度となっています。国税庁によると1年を通して勤務した給与所得者の平均年収は461万円です。年齢によっても異なりますが平均年収で見ると高い方だといえるでしょう。企業によっては、比較的若い世代の人材がマーケティングディレクターを務めていることもあります。近年では、インターネットの利用が消費者にとっても一般的なものとなったため、Webマーケティングの仕事の需要が高まっているといえるでしょう。
Web業界で役立つ資格について
マーケティングディレクターには、特別に必要な資格はありません。しかし、マーケティングに関する資格を持っていることで業務や転職時に役立つことがあります。また近年需要があるWebマーケティングに関する資格もあると役立つでしょう。具体的には、以下のような資格が挙げられます。
マーケティング検定 | ・内閣府の認定を受けている民間資格 ・3級ではマーケティングの基礎知識の理解度を測定する ・1級はマーケティングリーダーとして活躍できるスキルがあるかどうかを測定する |
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Webアナリスト検定 | ・Googleアナリティクスを使ったデータ解析の方法を学べる検定 ・講座は5時間/1日と短時間でノウハウを学べる |
統計検定 | ・統計の知識や理解度を測定する検定試験 ・データに基づいてものごとを考え、科学的に課題を解決する力を養うことができる ・あらゆる分野で求められる統計スキルの基礎を身につけられる |
Google広告認定資格 | ・Google広告やGoogleが提供する各種ツールの活用スキル向上を目的とした資格 ・検索、ディスプレイ、ショッピング、動画、アプリ、測定の6種目がある ・24時間365日いつでも受講可能 |
企業によっては資格取得を支援しているケースもあります。スキルアップ、キャリアアップを目指す人は資格取得を検討してみてください。
マーケティングディレクターの将来性について
現在のマーケティングはデジタルマーケティングが主流となっています。現代では各社でインターネット上のサービスが次々に生まれているため、デジタルマーケティングを主な仕事として行うマーケティングディレクターは必要な職種といえるでしょう。
デジタルマーケティングの一つであるWebマーケティングも現在主流のマーケティング手法の一つです。日々変化するWeb業界ですが、今後も勢いが止まることはないと考えられています。消費者の生活環境や会社経営においてもITインフラは必要なため、Webディレクターの需要も増えると予想されます。企画進行には調整役が必要不可欠なため、各チームで進行する際には、マーケティングディレクターは重要な役割となるでしょう。
まとめ
マーケティングディレクターは、企業のマーケティング活動全般を統括する役割を担う職種です。マーケティング戦略の立案から実施までマーケティングに関わる仕事全般を行うため、求められるスキルも多岐に渡ります。転職を考える際はまずは必要なスキルを身につけましょう。また、近年ではインターネットの普及に伴いWebディレクターの需要も増えており、今後も需要は伸びると予想されています。
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