コラム
COLUMN
2023.7.07
リスティング広告運用の具体的な仕事内容を紹介!求められる人材について
昨今では、インターネットを活用したマーケティングが主流になりつつあります。Web広告は年々需要が高まっていることから、なかには広告代理店に転職や就職して、Web広告に携わりたいと考えている人もいるでしょう。
リスティング広告とは、ユーザーが検索したキーワードに合わせてGoogleなどの検索結果画面に表示される広告を指します。代表的なサービスとしては「Google広告」「Yahoo!広告」があります。
リスティング広告は「運用型広告」に分類され、出稿するだけでなく、配信結果を分析し、改善していくことが重要です。そのため、担当者には広告運用に関する知識やノウハウが求められます。
今回は、リスティング広告運用担当者の仕事内容やキャリアプランについてご紹介します。
リスティング広告運用の具体的な仕事内容とは?
ここからは、リスティング広告運用を行う担当者の仕事内容についてご紹介します。
広告の作成・出稿
リスティング広告の運用を始める際には、まずどのような広告を掲載するのか企画を練らなければなりません。まず、企業が展開するサービスを軸としてキーワードを選定します。その際、競合他社の広告キーワードを参考にしたり、キーワード自体の検索ボリュームや競合性も調べたりする必要があります。また「通販」「外注」など、よりコンバージョンに近い言葉を選ぶことも重要です。
キーワードが決まったら、見出しや広告文を作成します。必要に応じてクライアントと打ち合わせを行い、要望に添った広告文を完成させましょう。
広告文が出来上がったら、契約したサービスに広告を登録し、配信します。すべてオンラインの手続きとなるため、数日で広告が出稿されるケースがほとんどです。
広告の成果検証
リスティング広告は出稿して終わりではありません。広告の配信結果としては、以下のような指標を数字として取ることができます。
・表示回数
・クリック数
・クリック率
・平均クリック単価
・コンバージョン
・費用
初めから、想定していた成果(コンバージョン)が得られることはまれです。そのためにこれから述べるポイントを確認し、広告を改善していくことが必要です。
広告の改善
リスティング広告で改善できるポイントは、主に以下の3点です。
・キーワード
・見出し
・広告文
例えば、自社のMA(マーケティングオートメーション)ツールを売ろうとしているときに「MA 無料」というキーワードで広告を出稿していては、適切なターゲット(ツールを購入したい人)に広告を見てもらうことは難しいでしょう。こうした場合は「除外キーワード」を設定することで、ターゲティングの制度を高められます。
上記に加えて、リスティング広告の運用者は、1日あたりの予算、ランディングページと広告の関係性などに気を配る必要があります。
リスティング広告運用で働く場合のキャリアプランを紹介
ここからは、リスティング広告運用者としてのキャリアプランについて解説します。
プレイヤーとして経験を積む
まずは、プレイヤーとして、運用経験を積んでいくことが重要になります。
リスティング広告を上手に運用するには、知識やノウハウだけでなく「経験」も必要です。例えば、クライアントとの打ち合わせを行う際には、相手が納得する説明が必要になります。その際、多くの経験があれば「自身の経験談」から信頼度の高い説明ができるでしょう。
チームリーダーになりメンバーを牽引する
プレイヤーとして経験を積めば、同じ運用メンバーを牽引するチームリーダーとしての道が拓けるかもしれません。
チームリーダーになることで、マーケティング施策の分析や立案を任されると同時に、メンバーに対するマネジメント能力も磨かれるでしょう。
プロジェクトマネージャーとして施策を管理する
広告運用においてチームとして成果を出せれば、企業のマーケティング施策全般を任されるかもしれません。そのまま企業のマーケティング部に所属する、コンサルタントとして独立するという選択肢も出てくるでしょう。
リスティング広告運用の担当者として働くうえで会社から求められるものとは?
リスティング広告の運用には、さまざまな知識やノウハウが必要です。実際の現場では、どのような能力が求められるのでしょうか。
ここからはリスティング広告運用として働くうえで必要な能力について解説します。
リスティング広告運用の基盤となる「マーケティング」
マーケティング力とは、クライアントの商品やサービスを知ってもらうために戦略を練る能力を指します。ネット上は競合が多く、他社との差別化を行うには、市場調査・分析が重要です。商品やサービスをどのようにすれば訴求できるのかを計画できる能力が必要とされます。
魅力をテキストで伝える「コピーライティング」
コピーライティングは人の心理を理解して、テキストで読者の心を動かす能力を指します。商品やサービスの魅力をユーザーに言葉で伝えるためには、印象に残る文章や理解しやすい文章が求められるでしょう。
ターゲットに刺さる広告文を考えるためにも、コピーライティング能力を身につけておく必要があります。
課題解決に必要な「論理的思考」
リスティング広告は出稿して終わりではなく、PDCAサイクルを回しながら施策と結果の関連性を分析しなければなりません。
数値の変動に対して仮説を立て、次の打ち手を考えるためにも、論理的な思考力が必要といえるでしょう。
分析力
上記でも紹介した通り、リスティング広告の運用者はPDCAサイクルを回しながら課題を見つけ改善しなければなりません。数値が変動した要因を読み取る分析能力も必要とされます。
リスティング広告運用の給与相場はどのくらい?
リスティング広告運用の業務内容について概要は理解できたかと思います。その上で、給与相場についても気になる人も多いのではないでしょうか。
リスティング広告運用担当者の平均年収は496万円という調査結果があります。日本の平均年収は430万円ほどであるため、比較的水準は高いといえるでしょう。
出典:求人ボックス
リスティング広告運用に役立つ資格
リスティング広告運用の求人に応募する場合、「Google広告認定資格」があれば、企業側の採用判断の際に有利に働くでしょう。以下では、それぞれの資格について詳しく解説します。
Google広告認定資格
Google広告認定資格は、Google社が提供している資格であり、Google広告に関する理解度を表す指標といえます。Google広告認定試験は、以下の6種類が用意されています。
・Google 広告の検索広告
・動画広告
・ディスプレイ広告
・Google 広告アプリ
・Google 広告測定
・ショッピング広告
受験料・受講料は無料で、オンラインで受けられるため、空き時間を見つけて資格を取得しておくとよいでしょう。
まとめ
今回はリスティング広告運用の仕事内容やキャリアパスについて解説しました。
リスティング広告の運用には、専門知識やノウハウが必要であり、専門性が高い業種といえます。
新型コロナウイルスの影響により、ネットを活用したWeb広告は今後も需要が高まるでしょう。また、広告を出稿するだけでなく分析・改善を行う運用を行える人材は、企業にとって必要とされます。
株式会社DigiCon(デジコン)は、リスティング広告運用において豊富な経験とノウハウを持っています。自分の裁量を持って働きたい人や、前向きに仕事に取り組める方を募集していますので、ぜひご応募ください。