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2024.2.07

アカウントプランナーの仕事内容とは?求人動向や年収も合わせて紹介

アカウントプランナーの仕事内容とは?求人動向や年収も合わせて紹介

アカウントプランナーは、クライアントの広告出稿を全般的にサポートする仕事です。広告に関する知識だけでなく、企画立案スキルやコミュニケーション能力など、さまざまなスキルが求められます。

この記事では、アカウントプランナーの概要や具体的な仕事内容、求められるスキル、給与相場や求人動向などについて解説します。アカウントプランナーとして働きたい人はぜひ参考にしてください。

アカウントプランナーとはどのような仕事なのか?

アカウントプランナーとは、クライアントの広告出稿をサポートする仕事です。新聞やテレビ、雑誌など、さまざまな媒体への広告出稿を検討しているクライアントに対して、広告の提案を行う企画営業を行います。広告代理店はクライアントの各種広告活動を代わりに行うことで利益を得る仕組みとなっていることもあり、アカウントプランナーの提案が重要となります。

これまでは、テレビや新聞などのマスメディアの広告プラットフォームが中心でしたが、現在ではWebメディアに出稿する企業も増えており、Web広告の収益が売上に対する高い割合を占めているケースも増えています。アカウントプランナーとして幅広い選択肢の中から適切な媒体を提案できるスキルがクライアントから求められます。

アカウントプランナーの具体的な仕事内容とは?

アカウントプランナーの主な仕事内容は、クライアントのニーズに応じた出稿計画のプランニングです。どの広告枠を使ってどのような広告を出稿するのか、どのようなコンテンツを作るのかなど、制作から運用、コンサルティングまで、広告出稿に関する幅広い業務を担当します。

広告代理店はテレビやラジオ、新聞、雑誌などさまざまな広告枠を保持しているため、クライアントの予算や商品の特徴、広告のターゲット層、さらには自社の利益などを踏まえたうえで広告枠を提案しなければなりません。

また、広告制作にあたっては、制作担当の部署やマーケティング担当の部署、クライアント企業の広報部、メディア、関係企業、外注先などさまざまな関係者とのやりとりが必要となります。1つの広告に多くの関係者が関与しますが、その中でもアカウントプランナーは窓口として、そして進行管理役としての活躍が求められます。

アカウントプランナーとして働く場合のキャリアパス

ここでは、アカウントプランナーとして働く場合のキャリアパスを紹介していきます。

企画営業を行い経験を積む

アカウントプランナーとして、企画営業の経験を積み重ね、専門性を深めていくことが可能です。広告代理店に勤務した場合、さまざまな業界や業種のクライアントと関わることができるため、幅広く知識や経験を積み重ねることができます。このように企画営業のプロとして深く極めていく道が選択肢の一つとしてあります。

管理職のポジションに就く

現場のプレイヤーとしてだけでなく、管理職としてキャリアアップを目指すケースもあります。アカウントプランナーのマネージャーとして働く際には、企画力や提案力、コミュニケーションスキルなどの経験を活かしてチームをまとめ、人材育成し、目標達成に向けたマネジメントを行います。

マーケターとして勤務する

広告の提案営業が主な業務となるアカウントプランナーですが、仕事を通じてマーケティングに関する知識や経験を身につけることもできます。そのため、他社への転職や社内のマーケティング部門への異動などを通して、マーケティングの分野で活躍することもできます。

アカウントプランナーとして働く上で会社から求められるものとは?

ここでは、アカウントプランナーとして働くにあたって求められるスキルや知識について解説していきます。

企画を立案する能力

企画立案は、アカウントプランナーのメイン業務であり、クライアントが納得する優れた企画を立案するスキルは必要不可欠です。相手のニーズに沿ってただ単に提案するだけでなく、スピードや費用など多くの要素を想定しながら検討しなければなりません。企画を立案するスキルは、広告業界に限らず幅広い業界・業種で活用できます。

基本的な広告の知識

広告業界では、プロモーションやリスティング、ディスプレイネットワークなど、日常生活では聞き慣れない言葉を耳にすることが多く、これらの知識はベースとして持っておかないと仕事になりません。それぞれの特性や応用方法など、しっかりとした基本を身につけておくことが求められます。

コミュニケーション能力

アカウントプランナーは、クライアントだけでなく業務を通して多方面な人と関わるため、コミュニケーション能力は欠かせません。円滑なコミュニケーションは、業務効率を高めスムーズにしてくれるだけでなく、成果の質を高めることにもつながります。クライアントが何を求めていているのか相手の立場に立って考える姿勢、関係部署や企業に企画の意図をわかりやすく伝えるといったことが求められます。

アカウントプランナーの給与相場と求人動向

アカウントプランナーの給与は、新卒1年目であれば年収300万円が相場となります。広告業界は高給取りと言われることもありますが、新卒入社の水準について他の業界と大きな違いはありません。

その後は、経験年数や実績によって年収500〜800万円程度にまで上がります。企業によってはインセンティブを設けていることもあるため、結果によっては早期に1,000万円を上回る年収となるケースも見られます。

アカウントプランナーは基本的には営業職であることから、どのくらい企業に貢献できたかが給与に大きく影響します。結果が目に見えやすい職種であるため、自身のスキルアップに励むなど積極的な取り組みによってより高い給与を目指すことが可能です。

なお、アカウントプランナーに関する求人動向については、近年の需要の高さから、常に多くの企業が広告の企画営業という名目で募集を行っています。企業規模も大小で募集があり、業務内容についても各社条件が異なりますので、応募の際は詳細条件をきちんと確認しましょう。

アカウントプランナーに関する資格

アカウントプランナーは特定の資格がなければできない職種ではありません。しかし、持っていることで業務に役立つ資格は多くあります。ここでは、アカウントプランナーの仕事で役立つ資格を紹介します。

ITパスポート

ITパスポートはITに関する幅広い知識を試される国家資格の1つです。試験では、情報技術に関する基本的な知識やスキルをはじめとして経営戦略、マーケティング、財務、法務などの分野に関して出題されます。広告と密接な関係にあるITの基礎知識を身につけておくことで、より業務の幅を広げられることが期待できます。

ネットマーケティング検定

ネットマーケティング検定は、ビジネス能力や技能に関する認定試験を主催している株式会社サーティファイが実施している民間の検定です。インターネットマーケティングに関する基本的な知識や方法論などについての知識の保有度が測定されます。試験はリモートで受けることもでき、解答形式は選択式となっています。

マーケティング・ビジネス実務検定

マーケティング・ビジネス実務検定は、国際実務マーケティング協会が実施する検定であり、2005年から行われています。マーケティングリサーチや、消費者行動など、マーケティングの実務に関する知識が求められる検定です。検定は、難易度別にA・B・Cの3つの級があります。

Google広告の認定資格

Google 広告の認定資格は、Googleが実施する検定です。Googleでは、検索・ディスプレイ・ショッピング・動画・アプリ・測定など広告に関する情報を公開しており、検定ではそれらの知識や理解力が確かめられます。試験は1日1回のみですが、オンライン上でいつでも受けられる点が特徴です。

アカウントプランナーの最新トピックやニュース、求人トレンドを紹介

広告業界の中でも、Web広告の市場規模は増加傾向にあります。特にIT技術が発展したことにより、Web広告に対する需要が高まっています。

一方で、競合が増えたことによって、クライアントは単に広告を出稿しても思ったような効果が得られなくなりました。どのような広告をどの媒体で打ち出すか悩んでいる企業は多く、解決策を常に模索している状態です。

インターネットは老若男女を問わず使用する時代となり、Web広告の活用と成果という点でアカウントプランナーに求められる業務レベルは高くなっています。

まとめ

アカウントプランナーの仕事内容とは?求人動向や年収も合わせて紹介

アカウントプランナーは、クライアントの広告出稿を全面的にサポートする仕事です。クライアントのニーズや予算、ターゲットなどを踏まえた企画立案を行うほか、広告出稿までの一連の進行管理も行います。多くの人と関わるポジションであるため、広告の基本的な知識をはじめとしてコミュニケーションスキルや企画立案のスキル、ITスキルなど幅広く対応できる能力が求められます。

株式会社DigiCon(デジコン)では、アカウントプランナーの採用を募集しています。担当クライアントを持ち、自分の裁量を持って働くことができるため、業務を通してさまざまな経験やスキルを得ることができます。気になることやわからないことは自分で調べ、前向きに仕事に取り組める人であれば、楽しみながら仕事ができる環境を揃えています。ぜひ、ご応募お待ちしております。