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2024.3.26

【あるある】Webディレクターの身の周りではこんなことが起きる!

【あるある】Webディレクターの身の周りではこんなことが起きる!

Webディレクターは、デザイナーとクライアントの中間的立場であり、スケジュール管理や制作物の品質確認などを行います。急なトラブルが発生することもあるため、対応方法に苦慮している人も多いのではないでしょうか。

この記事では、Webディレクターのよくあるトラブルの原因と解決策を紹介します。

Webディレクターの仕事で起きるトラブルや、困りごとの解決策を事前に理解しておくことで、迅速に対応できるようになるでしょう。気になる人は参考にしてください。

Webディレクターとは?

Webディレクターとは、Webサイトの企画立案や運用の責任者です。エンジニアやデザイナー、ライターといったメンバーをまとめて、案件の制作進行を指示します。具体的な業務内容としては、クライアントの要望と課題のヒアリング、企画提案、予算管理、コンテンツの品質管理などがあります。

業務を進めるうえで発生したトラブルへの対応もWebディレクターの仕事です。そのため、臨機応変に解決を目指す統率力と行動力が求められるでしょう。

以下では、Webディレクターの仕事でよくあるトラブルや解決策を紹介します。

あるある(1):コミュニケーションがかみ合わない

クライアントとのコミュニケーションがかみ合わず、業務の進行に支障をきたすことがあります。例えば、「窓口の担当者とは話が通じているが、クライアントの決裁者に話が通っていない」といったケースです。場合によっては話がなかったことにされるため、注意しましょう。ただし、コミュニケーション不足による問題が発生したとしても、Webディレクターはクライアントの要望に応えなくてはなりません。

このような問題を起こさないためには、クライアントに対して正しい情報をわかりやすく伝えることが大切です。具体的な解決策としては「シンプルでわかりやすい資料にする」「担当者以外の初心者でもわかるように説明する」などが考えられます。

あるある(2):クライアントと距離が近すぎる

クライアントと距離が近く円滑にコミュニケーションが取れることはよいですが、距離が近すぎる場合は、さまざまな問題が発生します。クライアントとの距離が近ければ連絡が容易になりますが、必要書類を省略されるといったこともあるでしょう。

このような状況になってしまうと、業務上の証拠が残らずトラブルに繋がるため注意が必要です。連絡の簡易化は作業効率を高めますが、周囲にはまったく伝わっていないケースもあるので、誰が見てもわかるように証拠を残すようにしましょう。

仕事を行ううえでは、周囲の人がついていける程度の距離感を保つようにしてください。担当者同士だけが仕事をしやすい環境を整えるのではなく、全員が円滑にコミュニケーションを取れることが重要です。

あるある(3):納品後に責任を押し付けられる

納品後に、クライアントの社内意見がクレームとなって届くケースもあります。事前に了承を得ながら進めた事項であっても、クレームが入ることは少なくありません。納品後に予期せぬクレームとなる主な原因としては、「クライアント側の担当者が社内で情報の共有をしていない」というケースが考えられます。

このようなトラブルを防ぐためにも、メールやチャットの連絡履歴は必ず残しておくようにしましょう。証拠がなければ水掛け論になってしまうため、理不尽なクレームにも対応しなくてはなりません。

あるある(4):案件がなくなる・準備段階の請求ができない

相談された案件がなくなったり、発注書・請求書を取り交わす前の工数に関する請求ができなかったりするケースもあるでしょう。デザインやコーディング業務の進行中であっても、プロジェクトが突然失注してしまうこともあります。

このようなトラブルが生じる主な原因としては、「担当者の退職によって経営体制を維持できない」「途中から別会社で取引することになった」などが挙げられます。そのため、取引回数が多いクライアントであっても、口約束は避けましょう。

請求問題に関しても同様です。発注書や契約書などを取り交わしていれば、不要なトラブルを避けられます。口約束だけで進めてしまうと、請求できない作業分が発生することもあるため注意しましょう。

クライアントが企業ではなく個人であったとしても、発注書や契約書は必ず取り交わしてください。ただし、少数精鋭企業の場合は、リソース不足が原因で支払いが遅れることもあるため、クライアントの状況を確認することが大切です。

あるある(5):外注先やエンジニアとの意思疎通が図れない

Webディレクターの仕事では「外注先やエンジニアと意思の疎通が図れない」といったトラブルも生じます。特にテキストベースでは意思の疎通が図れないこともあるでしょう。例えば「納品日に連絡がない」「納品に関する連絡が取れない」といったトラブルがあります。

このような問題を解決するには、「わかりやすい資料の作成」や「外注先の選定に気をつける」などが効果的です。

なお、新規の外注先は正確な実績やスキルの判断が難しいため、仕事の進め方やスタイルが合わないこともあります。新規外注先とのトラブルを避けたい場合は、法人企業に依頼するとよいでしょう。

あるある(6):時間の管理が大変な時期がある

繁忙期には、スケジュール管理が複雑になることもあるでしょう。Webディレクターの仕事は業務範囲が広いため、優先度をつけて仕事を進めても時間が足りなくなることが多くあります。

仕事が予定通りに進まない場合は、自分がやるべき仕事に優先順位をつけて行うことが大切です。優先度が高い仕事から取り組むことで、時間の調整がしやすく柔軟に対応できるようになります。

あるある(7):コンテンツのチェックは神経を使う

コンテンツの品質チェックもWebディレクターの仕事です。主なチェック内容には、下記のようなものがあります。

・デザインチェック

見た目や使用感を確認します。初めは難しく感じるかもしれませんが、センスではなく「ユーザー目線で作られているか」という視点で見るようにすると 比較的スムーズに進められるでしょう。

・ブラウザチェック

Webサイトの構築時や公開の際に行うチェックです。デザイン通りに作られているかをWeb上で確認します。クライアントによってはブラウザの種類やバージョンの指定があるため、環境が整っていない場合は、他のディレクターやデザイナーなどと協力しましょう。

・文章校正

文章のチェックです。文章の盗用は賠償問題に発展することがあるため、さまざまなツールを使って原稿の確認を行いましょう。

あるある(8):ライターやデザイナーへ横流ししてしまう

制作の指示を外注先に横流しするWebディレクターもいます。例えば、クライアントからの指示を外注先へコピー&ペーストで流してしまうと、認識の相違から目的としているコンテンツから乖離することもあるでしょう。

Webディレクターには、能動的に仕事を行う意識が必要です。プロジェクトの目的や意図などをメンバーに共有しておくことで、コンテンツの質が高まります。ライターやデザイナーに横流しするようなWebディレクターは、他のメンバーから存在意義を疑われることになるため注意しましょう。

まとめ

【あるある】Webディレクターの身の周りではこんなことが起きる!

今回は、Webディレクターのあるあるについて解説しました。

Webディレクターの仕事にはさまざまなトラブルが生じますが、そのような問題を解決してプロジェクトを円滑に進められてこそ、社内での評価が高まります。クライアントや企業から信用されるWebディレクターになるには、「相手の状況を考え行動できる人材」になることが大切です。

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