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2024.3.15

Web業界の年収はいくら?7つの職種別に紹介

Web業界の年収はいくら?7つの職種別に紹介

Web業界の求人数は増加傾向にあるため、転職を考えている人も多いのではないでしょうか。昨今ではコロナ禍もあり、対面式の営利活動が難しい状況です。そのため、インターネットを活用した営利活動が進んでいることから、Web業界は、今後も需要が高まると予測されます。

この記事では、マイナビエージェントや求人ボックスなどに掲載されている情報を基にWeb業界の年収を職種別に詳しく紹介します。また、各職種に求められるスキルや年収を上げる方法も紹介しますので参考にしてください。

Web業界の年収を職種別にチェック!

ここからは、Web業界の職種別で平均年収を紹介します。仕事内容や必要なスキルも併せて紹介するため、Web業界に興味のある人は参考にしてください。

方向性を決める「Webプランナー」

Webプランナーは、クライアントの要望をヒアリングしながらWebサイトの方向性を定め、全体的な企画設計を行う仕事です。マイナビエージェントによると、年収の平均相場は20代で約350万円、30代で約600万円となっています。
出典元:マイナビエージェント

なお、Webプランナーには、プロジェクトをスムーズに進行するマネジメント能力やスケジュール管理能力、コミュニケーション能力が求められます。このようなスキルを磨けば年収のアップも期待できるでしょう。

いずれにしても、企画だけではなくWeb制作に関係する幅広い業務に携わる必要があります。

プロジェクト進行の中軸を担う「Webディレクター」

Webディレクターは、制作現場における責任者です。エンジニアやデザイナー、ライターといったメンバーをまとめながら進行や品質をチェックし、プロジェクトが円滑に進むようにスケジューリングしていきます。求人ボックスによると、平均年収は約500万円です。
出典元:求人ボックス

年収を上げるためには、問題解決能力や市場の分析力、提案能力などが必要になります。また、トラブルの防止だけではなく、トラブルが起きたときの対応力もWebディレクターに必要な能力です。現場をまとめて円滑にプロジェクトが進むように管理し、クライアントが満足できる結果を提供できることが求められます。

マーケティング戦略の企画・実行を行う「Webマーケター」

Webマーケターは、オウンドメディアやSNSなどのオンラインで行われるマーケティングに関わります。マーケティング企画の戦略・実行だけではなく、訪問数(セッション)や成果(コンバージョン)などのデータを基にした効果測定や改善もWebマーケターの仕事です。

indeedによると、Webマーケターの平均年収は約500万円となっています。ただし、経験年数や転職・就職する企業によっても年収が異なるため、応募前に確認するようにしましょう。
出典元:indeed

Webマーケターに欠かせない能力は、データの収集・分析です。Webマーケターはアクセス数や成約率、顧客のニーズなど、さまざまな情報を数値で分析して効率的なマーケティング戦略を実現する必要があります。

プロジェクト全体の管理役である「Webプロデューサー」

Webプロデューサーは、Webサイトの企画から運用までを統括する責任者です。運用フェーズであれば資金の調達や運用方針の決定などを行います。新サイトを立ち上げる際には、コンセプトの設計やプロモーション戦略の立案などが主な仕事です。

求人ボックスによると、Webプロデューサーの平均年収は、約550万円となっています。全体的な年収の幅が広いため、スキルや経験年数によって年収は大きく異なるでしょう。
出典元:求人ボックス

なお、Webプロデューサーは、クライアントとの対話や社内会議において、相手の意見を汲み取りながら自分の考えを的確に伝える必要があります。そのため、コミュニケーションスキルが必須だといえるでしょう。

課題・改善案を提示する「Webアナリスト」

Webアナリストは、Webサイトのアクセス解析結果を基に、課題や改善案を提示する仕事です。業務内容として、専用のソフトやExcelを使って解析結果をまとめる必要があります。

Webマーケターと類似されますが、Webアナリストは部署間を越えて業務を行う社内コンサルタントのような立ち位置です。

求人ボックスによると、Webアナリストの年収は約500万円前後が相場となっています。外資系企業に在籍していたフリーランスの場合は、1,000万円以上になることもあるようです。
出典元:求人ボックス

Webアナリストには、統計を解析するスキルが必須になりますが、専門性が高く身につけている人材が少ないため、経験者であればすぐに転職できるかもしれません。

サイトデザインを具現化する「Webデザイナー」

クライアントから依頼されたWebサイトのデザインを担当するのがWebデザイナーです。全体の構成や操作性、ユーザーの使用感を考えながら、全体的なデザインを設計します。

求人ボックスによると、Webデザイナーの平均年収は約400万円が相場となっています。Web業界の他職種と比較すると低めですが、全体の年収幅は300万円未満から1,000万円以上と幅が広いため、経験やスキルによって変動すると考えてよいでしょう。
出典元:求人ボックス

Webデザイナーには、プログラミング言語であるHTMLとCSSの知識が必須です。どちらも習得難度が低い言語であるため、難しくはないでしょう。サーバーやプログラミング、Webマーケティングなどの知識もあれば、平均よりも高い年収を狙えることもあります。

サイト内のシステムを構築する「Webプログラマー」

Webシステムの開発を行うのが、Webプログラマーの仕事です。システムエンジニアが設計した仕様書に従って、システムを開発します。経験豊富なWebプログラマーは、システムエンジニアが担当する設計や全体管理といった業務にも携わることが可能です。

求人ボックスによると、Webプログラマーの平均年収は約450万円となっています。全体的な年収の幅は約300~850万円と幅が広いため、スキルや企業によって年収は大幅に異なると考えた方がよいでしょう。
出典元:求人ボックス

プログラミングスキルは必須ですが、サイト内に不具合が発生した際に、状況に応じて柔軟に対処できる対応力や、システム構築時に発生したトラブルを解決する能力が求められます。チームメンバーと連絡を取り合うためのコミュニケーションスキルも必要です。

Web業界で年収を上げるためには?

ここからは、Web業界で年収を上げる方法を「Webディレクター」と「Webマーケター」のケースで解説していきます。

Webディレクターの場合

Webディレクターは、費用対効果の高いWebサイトの制作をマネジメントできれば、年収を上げることに繋がるでしょう。

企業がWebサイトを公開する目的は、あくまでも利益の創出です。そのため、数字で成果が表れるサイトを制作できなければなりません。例えば、Webサイトを制作・公開した後に訪問数や成果が増えれば、企業側が利益を得たことを意味します。

また、リスクに向き合う提案能力も重要になります。具体的には、クライアントからの難しい要求を受け入れ、リスクを上回るメリットを考慮しながら実現可能なサイトをクライアントに提案する能力が必要といえるでしょう。

Webマーケターの場合

Webマーケターが年収アップを目指すには、実績を積み上げることが重要といえます。専門知識や業務に必要な手法を身につけながら、実績を重ね、社内での評価を高めていきましょう。

評価の上昇に伴って年収も上がっていきます。順調に実績を積めば、5年程度でマネージャーになることも可能でしょう。

まとめ

Web業界の年収はいくら?7つの職種別に紹介

Web業界の年収は、職種や経験年数、スキルによって異なります。未経験でもWeb業界への転職は可能ですが、必要なスキルや考え方を理解しておくことで、自身のキャリアプランを立てやすくなるでしょう。

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