コラム
COLUMN
2024.2.28
WEB広告運用担当者の仕事内容について紹介!必要とされるスキルとは?
WEB広告の運用は、働き方の自由度が高い魅力的な仕事です。昨今ではIT化が進み、さまざま企業でインターネットを活用したマーケティングの取り組みが行われていることから、需要が高い仕事といえます。
この記事では、WEB広告運用担当者の具体的な仕事内容や、WEB広告の運用に求められるスキルなどについて詳しく解説していきます。
WEB広告の仕事内容とは?
WEB広告運用の仕事内容は、下記のような5つのフローで成立します。
1.プランニング
2.アカウントの設定・構築
3.広告の出稿・運用
4.効果測定・分析
5.改善策の立案・実行
それぞれ詳しく見ていきましょう。
プランニング
クライアントの要望やマーケティング戦略を基に、WEB広告に使用する媒体や予算、出稿期間などを計画します。訴求の方法はターゲットによって異なるため、媒体に関する豊富な知識が必要です。
この段階では「KPI」や「KGI」も設定します。KPIとは「Key Performance Indicator」の略称で「重要業績評価指標」と呼ばれています。いわば、目標を達成するための中間指標といえるでしょう。
一方、KGIとは「Key Goal Indicator」の略称で「重要目標達成指標」と呼ばれます。組織全体の最終目標として設定するため、KGIの達成が組織やチームの大きな目標になるでしょう。
アカウントの設定・構築
WEB広告運用のプラン完成後は、広告媒体にアカウントを作成します。媒体によって管理画面は異なりますが、キーワードや予算の設定、ターゲッティングを行う流れは変わりません。
なお、アカウントは1つの企業に1アカウントを作成するのが基本です。以前は複雑な構成のアカウントを作成するケースもありましたが、機械学習が進んでいる近年では、シンプルなアカウント構造が推奨されています。
広告の出稿・運用
アカウントを構築した後は、媒体にWEB広告を出稿して運用します。ターゲットに訴求できるようなクリエイティブを選考したうえで運用することが大切です。広告の内容は、他社サービスとの差別化を意識しながら、アピールポイントや得られる利益をわかりやすく提供する必要があります。
いずれにしても、WEB広告の運用には、さまざまな対応力が必要になるということを覚えておきましょう。多角的な視点でWEB広告の運用を継続していくことで、成果に繋がりやすくなります。
効果測定・分析
WEB広告の運用中は、定期的に効果の測定と分析を行う必要があります。Google Analyticsといった解析ツールとの連携による分析と改善を繰り返すことで、費用対効果の高い広告運用も容易に実現できるでしょう。
なお、WEB広告の効果の測定・分析には、下記のような指標が用いられます。
・クリック数
・クリック率
・クリック単価
・コンバージョン数
・コンバージョン率
・インプレッション単価
・顧客獲得単価 など
このような数値を参考にしながら、「設定目標の達成率」や「計画の進捗状況」を客観的に把握しましょう。目標を達成できなかった場合だけではなく、達成できた場合もその要因を分析することがWEB広告運用担当者の仕事といえます。
改善策の立案・実行
目標となる数値を達成できなかった場合には、広告運用の改善策を立案して実行しなければなりません。改善の対象となる項目は、次の3つです。
・広告を出稿するメディアや媒体
広告を出稿するメディアや媒体の適正を再確認します。媒体によって特性が異なるため、出稿する広告に適しているのかをさまざまな角度から検証しましょう。
・クリエイティブ
クリエイティブも改善対象となります。ターゲットに伝わりやすい内容になっているのか、訴求したい商品やサービスに適しているかなどを重点的にチェックしましょう。
・ランディングページ
ランディングページは、ユーザーを成約に導く重要度の高い要素です。このランディングページの改善も、WEB広告の運用においては重要になります。
WEB広告担当者に必要なスキル
WEB広告担当者には、主に次のようなスキルが求められます。
・WEB広告媒体への知識・理解
・プランニング・進行管理
・分析力・発想力・想像力
それぞれ詳しく見ていきましょう。
WEB広告媒体への知識・理解
各広告媒体に関する知識は、費用対効果を高めるために欠かせないスキルです。例えば、Google広告とYahoo!広告では、それぞれターゲティングや広告の表示方法が異なります。WEB広告の運用成果を上げるためにも、さまざまな媒体に関する知識を深めるようにしましょう。
プランニング・進行管理
WEB広告担当者には、広告の企画力も必要です。効果的なクリエイティブの作成や訴求力のある文章のライティングなど、求められる能力は豊富に存在します。
また、スムーズに業務を遂行するためのコミュニケーション力や、進行を管理する能力も必要でしょう。
分析力・発想力・想像力
得られた数字から問題点と改善策を洗い出す分析力も重要なスキルといえるでしょう。WEB広告の運用は、創造力が求められる仕事であるため、柔軟な発想が求められます。
広告のコピーやバナーの制作には、創造力も必要です。同じ広告でも、コピーやクリエイティブの質によって成果は大きく異なるため、WEB広告の運用には欠かせないスキルといえます。
主なWEB広告媒体
ここからは、WEB広告を掲載する媒体の種類について確認していきましょう。
リスティング広告
検索結果画面に表示される広告です。検索連動型広告とも呼ばれ、費用は広告がクリックされると発生します。指定したキーワードをユーザーが検索した際に広告文が表示される仕組みになっているため、顕在層をターゲットに設定している場合に有効な広告といえるでしょう。
SNS広告
SNS広告の特徴は、下記の通りです。
・Facebook広告:実名登録を基本としているため、精度の高いターゲティングが可能
・Twitter広告:ユーザーの興味関心を軸にターゲティングが可能
・Instagram広告:女性向け商材に適している
・LINE広告:幅広い層に訴求できる
・TikTok広告:10代~20代のZ世代にリーチされやすい
現代ではスマホ利用者が多く存在し、情報通信技術が発展していることからSNSの利用者が増加しています。そのため、SNSを活用したマーケティングは有効な手法の1つといえるでしょう。
ディスプレイ広告
WEBサイトやアプリなどの広告枠に表示される広告です。動画や画像を使った訴求も可能であり、成果に繋がりやすいといった特徴があります。
また動画や画像を活用できるため、訴求する商品・サービスの理解力を高めることが可能です。
純広告
純広告とは、特定の広告媒体や広告枠のことを指します。枠を買い取って広告を掲載しますが、広告の掲載場所や単価は媒体によって異なるため注意しましょう。
あらかじめ広告を掲載する枠が決まっているため、商品・サービスを知らない潜在層にも認知してもらうことが可能です。
まとめ
WEB広告運用担当者は、企画の立案~分析・改善などを行うため、「自主的に行動できる人」や「客観的に物事を考えられる人」などが向いているでしょう。専門的な仕事といえますが、クライアントの数も増加傾向にあるため、WEB広告運用担当者の需要は今後も高まっていくと予想できます。
株式会社DigiCon(デジコン)では、WEB広告運用担当者を募集していますので、興味がある人はご応募ください。