コラム
COLUMN
2024.1.26
Web業界の仕事内容や職種を解説!給与水準も併せて紹介
Web業界は日々変化し、新たなサービスやプラットフォームが生まれており、仕事内容も変わっています。
本記事では、これからのWeb業界で働きたいという人に向けて、仕事の内容や活躍するために必要なスキル、給与水準などを紹介します。
さまざまな仕事から自身に適したものを見つけ、充実したキャリアを送るための参考としてください。
Web業界とはどのような業界?
Web業界とは、Webサイトを制作したりWebサービスを提供したりする企業が属する業界です。1990年後半に起きたIT革命を皮切りに、私たちの暮らし方を劇的に変化させた魅力のある業界ともいえるでしょう。
ここ数年は、企業がECと呼ばれるネット通販やデジタルマーケティングを推進しているほか、各サービスのオンライン化などが進んでいます。また、2020年代からは動画コンテンツサービスが増加し、仮想空間など新しい技術を取り入れたWebサービスの誕生も期待されています。
IT業界とWeb業界の違いについて
Web業界とよく似ているのがIT業界です。両者にはどのような違いがあるのでしょうか。
IT業界は大きく分けて「Web業界」「通信業界」「ソフトウェア業界」「ハードウェア業界」「情報サービス業界」の5つがあります。つまりWeb業界はIT業界の一部であると考えてよいでしょう。
Web業界の主な就職先について
Web業界には、どのような会社・就職先があるのでしょうか。ここでは、5つの会社を紹介します。
Webサイト制作会社
クライアントから依頼を受けて、Webサイトの新規制作やリニューアル、コンテンツ制作、運用などを行う会社。Webデザインやhtml制作、コンテンツ制作に特化した会社も含みます。
システム開発会社
クライアントのニーズに合わせて、サーバやデータベースを構築したり、CMSテンプレートなどを開発して提供する会社。
インターネット広告代理店
Web広告の企画・制作・出稿・運用を行う会社です。Google やYahoo!SNSなどさまざまな媒体へ広告を運用し、クライアントをサポートします。
ECサイト運営会社
インターネットショッピングサイトの運営を代理で行う会社です。ECサイト制作から商品管理、商品企画、プロモーション、売上管理まで業務内容は多岐にわたります。
企業内でWeb担当者」として働くこともある
Web業界に就職しなくとも、事業会社のWeb担当者として、自社サイトの更新やプロモーション、外部協力会社との折衝などを行う場合もあります。
Web業界の主な職種と仕事内容
ここでは、Web業界の主な職種とその仕事内容について解説します。
Webディレクター
一口に「Webディレクター」と言っても、その役割は多岐にわたります。Webサイトの運営を統括する役割を指す場合もあれば、企画、制作、コンテンツ、SEO、システム開発などに強みを持つディレクターもいます。
ただ昨今は、例えば制作やコンテンツのディレクションだけができていれば良いわけではなく、Webマーケティング全般に関する知見が求められる傾向にあります。Googleの昨今のWebサイト評価基準を見ても明らかなように、Webで成果を挙げるには、「ユーザー目線で役立つものか」という視点が必須となってきているからです。
Webエンジニア / プログラマー
Webサイト制作やWebサービスに関連するシステム開発や保守などを行う仕事です。フロントエンドエンジニアやバックエンドエンジニア、またインフラエンジニアなどの職種があり、業務にあたっては、HTML、CSS、Python、Javaなどサービス開発のためのプログラミング言語の知識が必須となります。また、サーバやデータベースを構築する業務を任されることもあります。
Webデザイナー
Webデザイナーは、WebサイトやWebサービスに関連するデザイナーです。配色やレイアウト、フォントなどのデザインを主に行う仕事です。業務にあたっては、Adobe社のXDやIllustrator、Photoshopなどのソフトウェア、場合によっては動画編集ソフトの知識が必要となります。UI/UXデザインにも、ユーザーの視点が必須です。
Web広告運用者
Web広告運用者は、配信先の選定、ターゲティング、広告の配信、効果測定、改善などの業務を行います。Web広告を開始する際は、広告配信の目的や目標、ターゲットを決め、商品やサービスを効率よくアピールできる広告媒体を選び、広告を配信します。Web広告は、顧客データが詳細に分かるためPDCAサイクルを回して、改善をしながらコンバージョンを狙います。そのため、数字を根拠とするデータ解析力が必要です。
Web業界で働く場合のキャリアプラン
Web業界は職種によってキャリアプランが異なります。ただし、どの職種でも大きく分けて以下の2つのキャリアプランを描くことができます。
特定のスキルを極めてエキスパートを目指す
携わる職種に特化し、スキルを磨いてエキスパートになるということです。 例えば、複数の言語を覚えてWebエンジニアを極める、Web広告のデザインで受賞するといったキャリアの積み方です。スキルが限定されるリスクはありますが、その道を極めれば唯一無二の人材になれ、好待遇での転職も考えられます。
スキルの幅を広げてマネジメント層や独立起業を目指す
最初はWeb業界の特定の職業に従事し、経験を積むことになります。スキルの幅を広げて社内昇進し、最終的にはマネジメントや経営層を目指すキャリアプランです。Webに関する幅広い知識を持ち、マネジメントや経営なども学べば、将来は独立起業して経営者としての道も開けるでしょう。
Web業界で働く人に求められる姿勢とは?
Web業界は仕事内容によって求められるスキルは異なりますが、向上心と情報収集を怠らない姿勢は共通して求められます。Web業界の「常識」は、日々変化し更新されるため、勉強や情報収集を怠ると、業界の中で取り残されてしまう恐れがあります。 新しい情報や流行、技術をキャッチアップする高い意識をもつとよいでしょう。
Web業界の給与は高水準
国税庁によれば、日本の平均給与は433万円です。Web業界やIT関連産業全体の平均給与は、日本の平均給与を上回っている傾向にあります。優秀で必要とされる人材になれると高い給与を目指せる業界といえるでしょう。
※参考元:国税庁|令和2年分 民間給与実態統計調査
将来性のあるWeb業界
経済産業省によると2020年度の「インターネット附随サービス業」「情報サービス業」「映像・音声・文字情報制作業」の合計売上高は約24兆円となっています。インターネットの普及により市場は拡大しており、今後もさらに拡大すると予想されています。
※参考元:経済産業省
まとめ
この記事では、Web業界の業種や仕事内容についての解説に加え、キャリアプランの考え方や、求められるスキル、給与相場などについて見てきました。
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