コラム
COLUMN
2023.12.22
Web広告業界の仕事内容とは?業界動向や求人・キャリアプランについて解説
広告業界は、市場規模が拡大している業界であり業界成長率が高いため、将来性が高い業界といえます。一方で広告運用を担当できる人材は少ないため求人も増えています。では、どのような人が広告業界で求められているのでしょうか。
この記事では、広告業界とはどんな業界なのか、また現在成長しているWeb広告業界の動向や求人について解説します。
そもそも広告業界とは?
ここでは広告業界とはどのような業界なのか解説していきます。
広告業界とは?
広告は、主に企業が商品やサービスを多くの消費者に伝えるためのものです。企業の商品やサービス、情報などを世間に周知させる目的で利用されます。
従来はテレビやラジオ、新聞、雑誌、チラシに広告を掲載することが主でしたが、インターネットやスマートフォンの普及に伴い、近年ではWeb広告が主流となっています。広告業界の仕事は、広告を出したいと考えている企業や店舗などの広告主に対して提案や企画、広告の制作、運用を行うなど幅広くあります。また、広告を出す場所や時間帯などの「広告枠」の販売も行います。
広告の媒体としては「マス4媒体(マスコミ4媒体広告費)」と呼ばれるテレビ、ラジオ、新聞、雑誌が目立ちますが、それ以外にも屋外広告やチラシなどが挙げられます。また、Web広告にはリスティング広告やSNS広告、アフィリエイト広告などが挙げられます。
Web広告業界とは?
Web広告業界は、広告主に対してインターネットにおける広告の出稿をサポートしたり、企画の立案をしたりと、Web広告に関するさまざまな業務を担っている業界です。Web広告の市場は年々成長しており、今後も大きくなることが予想されます。
Web広告業界の仕事の概要
Web広告業界の仕事は、広告の出稿を検討している広告主に対する提案や広告媒体の選定、広告媒体への出稿など幅広くあります。
Web広告を出稿する際の前準備としては、市場調査やターゲット選定、キーワード選定、クリエイティブ制作、出稿メディアの選定などが挙げられます。また、さまざまな工程を踏まえた上で、広告を出稿する媒体や時間帯などの広告枠を販売することも仕事内容の一つです。
Web広告業界の主な3つの職種
Web広告業界に関わる職種には「営業職」「クリエイティブ職」「Web広告運用職」の3つがあります。
主に求人に出される職種も上記の3つが多い傾向にあります。ここでは、それぞれの業務内容について紹介します。
営業職
広告業界における営業職には複数のポジションがあります。広告業界における営業職は主に下記の3つです。
・広告代理店の営業
広告代理店の営業は、広告枠の販売や効果的に広告を枠に載せる営業活動を行います。また、効果的な広告を載せるための企画作成や広告主へのヒアリング、報告まで担うことがあります。
・インターネット広告会社の営業
インターネット上に掲載されているバナーや動画などの広告枠を販売する仕事です。複数ある広告媒体のなかで 主に法人に対してインターネット広告の利用を提案します。
・メディアをもつ企業の営業
メディアをもつ企業の営業は、自社メディアの広告枠を販売する営業です。広告出稿主と直接やりとりする機会が増えるため、広告主の事業内容やビジネスモデルを押さえておくことが重要です。
クリエイティブ職
Web広告業界におけるクリエイティブ職は広告のビジュアルに関わる職種です。具体的にクリエイティブ職とは、下記のような仕事を指します。
・コピーライター
コピーライターは広告のキャッチコピーや本文の作成を行い、商品やサービスの価値を魅力的に文章で表現して効果的に訴求するのが仕事です。
・デザイナー
デザイナーは、広告のデザインを担当します。コピーライターが考えたキャッチコピーなどを含めて、影響力がある広告デザインを作ることが仕事です。
・ディレクター
上記2つの業務における進捗管理やプロジェクト全体のプランニングをするのがディレクターです。プロジェクト全体の動きを把握しながら、人材をまとめたり進捗を管理したりする管理能力が必要になります。
Web広告運用職
Web広告運用職は名前の通り、広告を配信する目的の設定やターゲティング、市場調査、実際の運用から分析などを行う仕事です。マーケターやプランナーと呼ばれる場合もあります。広告プランを1から作り上げて広告の入稿や予算の管理、レポーティングを実施して、広告の効果を最大化することが求められます。
Web広告業界で働く場合のキャリアパス例
Web広告業界で働く場合、以下のキャリアパスが例として挙げられます。
・Web制作やWeb広告代理店などで経験を積む
・リーダー・ディレクターとしてチームを動かす
・会社の経営層を目指す
実務で経験を積んでいき、徐々に実績を積んでいきましょう。広告運用の実装だけではなく、人材のマネジメントも必要になるため、リーダーやディレクターを任された場合は積極的に引き受けることで、企業の経営に関わるポジションを担えるキャリアパスもあるでしょう。
しかし、もっとよい条件や自身にあった企業への転職やフリーランスとして独立するのも1つの手段です。
求人情報から見るWeb広告業界の年収相場
Web広告業界における平均月収の相場は、32.8万円前後からの求人が多いです。上を目指すのであれば、1,000万円の求人もありますが職種や経験の有無によって異なります。
未経験でWeb広告業界に参入する方の年収は低い傾向にあり、経験者や勤続年数によって年収は増加していきます。
また、マーケティングの基盤を考える業務やコンサルティング業務など、社内で担当するポジションによっても年収相場は変動するため、求人などをチェックしましょう。
Web広告業界で役立つ資格
Web広告の業界で働く上で必須の資格はありませんが、就職や転職をする上で業務に関連する資格を持っていることで有利に進められる場合があります。
未経験でWeb広告業界に参入する方の年収は低い傾向にあり、経験者や勤続年数によって年収は増加していきます。
Web広告運用の業種において役に立つ資格は下記の通りです。
・Webリテラシー試験
・Googleアナリティクス個人認定資格(GAIQ)
・Google広告の認定資格
・マーケティング・ビジネス実務検定
・Yahoo!プロモーション広告プロフェッショナル認定試験
・ウェブデザイン技能検定
・Webクリエイター能力認定試験
・Webライティング技能検定
・ネットマーケティング検定
・マーケティング・マスターコース
・統計検定
・データ解析士
・ウェブ解析士
広告業界に就職・転職する際に役立つ資格をピックアップしました。広告業界においてもクリエイティブやライティング能力は必要です。現状の自分のレベルや志望する企業のレベルに合わせて勉強するとよいでしょう。
Web広告業界は急成長中
昨今のインターネットの普及によってWeb媒体メディアを使ったWeb広告の市場は年々拡大しています。2021年以降は、インターネット広告費がマスコミ4媒体の広告費を上回りました。なかでもSNS広告は成長しており、動画広告もさらに成長すると予測されています。
広告媒体がインターネットへシフトしていることから、今後も市場全体が成長する可能性が高いといえます。
まとめ
今回はWeb広告業界の仕事内容や業界の動向について紹介しました。
業界自体も各媒体を元に大きく成長しているため、広告業界の求人は増えています。成長していく業界の中で、新しいチャレンジをしたい方にWeb広告業界は適しているでしょう。
自分で裁量をもって働きたい人や、前向きに仕事に取り組める人は、ぜひ株式会社DigiCon(デジコン)までご応募ください。