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2023.7.28

広告運用者として転職する際の志望動機の書き方や基本情報を解説

広告運用者として転職する際の志望動機の書き方や基本情報を解説

広告運用とは、広告の運用や管理、改善策の立案などを行い、販売促進や問い合わせ件数の増加を目指すものです。
この記事では、広告運用の概要や広告運用者として就職する際の志望動機の書き方などについて解説します。また、広告運用の仕事をするにあたって求められるスキルや業務に役立つ資格、業界の動向などについても紹介していますので、転職を考えている人は参考にしてください。

Web広告運用とはどのような仕事?

Web広告運用者の業務は入札や入稿だけでなく、広告枠の選定から戦略の立案まで多岐に渡ります。また、クライアントへの提案や打ち合わせなども行うことがあるため、広告運用に関する幅広い知識が必要です。企業によっては、営業がフロント業務を担当するケースもあります。
近年は、広告の種類が増え続けており、日々アップデートされているため、広告運用の仕事をするためには、それらをキャッチアップし、活用するための勉強が必要です。

志望動機を書く際のポイント

ここでは、広告運用の仕事に就職、転職しようと考えている人がどのような志望動機を書けばよいのか、書く際の具体的なポイントについて解説します。

自己分析をする

志望動機を書く際は、自己分析を通して自身の強みや弱みを正確に把握する必要があります。これまでの業務経験や身に付けてきたスキルなどを洗い出してみてください。そのうえで志望する企業の業務に活かすことができそうなものを選んでわかりやすくまとめましょう。

応募する企業の理解を深める

応募先の企業に対する理解を深めることも大切です。企業の強みは何か、今後どのような事業を進めようとしているのかなど、Webサイトを確認することで企業理解を深められます。また、なぜ数ある企業の中でもその会社を選ぶのか、その会社でなければならない理由も考えるとよいでしょう。

応募する企業の求める人物像を把握する

優れた人材であっても、企業が求める人物像にマッチしていなければ採用が難しくなります。求める人物像は、企業によっては採用ページなどに掲載されていることもあります。また、応募先の企業の社員と直接会ってどのようなタイプの人が多いのか聞いてみることも1つの方法です。求める人物像を踏まえたうえで、自身の強みを活かせるポイントを考えてアピールしましょう。

広告運用の経験の有無によってPRの書き方は違う

志望動機は、広告運用業務の経験があるかないかによって書く内容が異なります。ここでは経験者と未経験者がそれぞれどのような内容を書くべきか解説します。

経験者の場合

すでに広告運用の経験がある人は、過去の業務経験や実績、具体的にどのような施策をしていたのかについて整理しておきましょう。

具体的には実績の数値を記載し、できるだけ具体的な情報を記載することがポイントです。また、これまでの経験を踏まえて、自身のどのような点が応募先の企業にマッチしているのか、スキルや経験を活かして入社後はどのようなことに貢献できるのかも記載しましょう。経験やスキルを具体的に伝えることで、採用担当者も自社とのマッチ度や入社後の活躍をイメージしやすくなります。

未経験者の場合

未経験者の場合、まずはなぜ広告業界を志望したのか、その理由を記載する必要があります。憧れだけで志望する人も多い業界であるため、採用担当者によっては志望度の高さや本気度を志望動機から見極めます。また、広告業界の中でもなぜその会社で、なぜ広告運用の仕事がしたいのかという点も整理しておかなければなりません。異業種からの転職の場合、現職でどのような業務を経験しているのか、それが広告運用にどのように活かせるのかといった点もまとめておくとよいでしょう。

志望動機の書き方の一例

ここでは具体的な志望動機の例文を紹介します。どのような内容で書くとよいのか参考にしてください。

経験者の志望動機例

経験者の場合、即戦力として期待できるかどうかが重要視されます。そのため、これまでの業務経験や培ってきたスキル、実績などを伝え、入社後も即戦力として活躍できることをアピールしましょう。以下は志望動機の一例です。

「私はこれまでデジタルマーケティング分野において、リスティング広告やSNS広告などのWeb広告の運用を行ってまいりました。お客様の中には年商1億円を超える美容品を取り扱う企業様がおり、こちらの案件ではSNS広告を通して毎月100件以上購入数が増加し、お客様にとって過去最高の売上を出すことができました。」

未経験者の志望動機例

未経験者の場合、即戦力としての活躍よりも将来性に期待して採用するケースが多いと考えられます。そのため、これまでの業務経験から基本的な業務スキルや知識を身に付けていることをしっかりとアピールしましょう。以下は志望動機の一例です。

「私は現在、食品メーカーのルート営業として商品の受注対応や配送、新規開拓営業などを行っています。新規開拓では、お客様とコミュニケーションをとり、時間をかけて信頼関係を構築することを心がけています。また、履歴から次の発注がありそうだと予想されるときはお声がけをするなど、先回りしたサポートを心がけています。広告業界は未経験ですが、これまで培ってきたコミュニケーションスキルや先を考えて仕事に取り組む姿勢は貴社の業務でも役立つと考えています。」

広告運用の仕事において必要なスキルとは?

ここでは、広告運用の仕事において必要なスキルについて解説します。必要なスキルを理解することで自己分析も行いやすくなるため、参考にしてください。

分析力と発想力

広告運用は、分析力が必要不可欠です。運用中の広告の数値の結果を踏まえたうえで何が問題なのか、何を改善できるのかといったことを考えなければなりません。また、発想力も求められます。広告はただ単にマニュアル通りにすればうまく行くとは限りません。お客様の業種や商品、サービスごとの特徴やターゲットのニーズ、予算などを踏まえたうえで施策を練る必要があります。

業界や市場の動向に対する知識

広告業界は日々変化しており、1年前にはなかった技術が現在では広告運用で主流になることも珍しくありません。変化の激しい業界だからこそ、業界や市場の動向には常にアンテナを張り、情報収集することが必要です。クライアントのニーズに応じた対応をするためにも、業界の動向を注視しておきましょう。

継続力

広告運用は結果がなかなか出ないこともあるため、粘り強く継続して取り組むことが求められます。うまく行かない場合は、分析して原因の抽出や改善策の実行を行い、その後再び分析するといった作業の継続が必要です。広告業界というと華やかなイメージが先行するかもしれませんが、粘り強さ、忍耐力、継続力といった要素が欠かせない業界でもあります。

取得しておきたい広告運用に関する資格

広告業界への就職において必須となる資格はありませんが、取得しておくとスキルアップや就職優位につながる資格はあります。ここでは、「マーケティング・ビジネス実務検定」「Webアナリスト検定」「Googleアナリティクス個人認定資格(GAIQ)」の3つを紹介します。

「マーケティング・ビジネス実務検定」は、マーケティングの理論や実務知識など基本を学ぶことができます。広告運用は、マーケティングの知識が欠かせないため、取得していると役立つでしょう。マーケティング・ビジネス実務検定は、A・B・Cの3つの級があり、それぞれ2科目を受験して一定以上の点数を獲得すると合格となります。

また、データ分析に関する知識を身に付けたい人には「Webアナリスト検定」をおすすめします。広告運用は広告を出稿して終わりではなく、出稿後のデータを分析し、必要に応じて改善策を練る必要があります。そのため、分析の基本的な知識、仮説を立てて実行するスキルなどが欠かせません。

Googleアナリティクスの知識を増やしたい人には「Googleアナリティクス個人認定資格(GAIQ)」をおすすめします。インターネット上で受験でき、試験に合格すると、Googleアナリティクスの一定以上のスキルを持っていることを証明できます。

志望動機に役立つ広告運用のトピックやニュース

広告業界への就職や転職をする際は、業界のトピックを押さえておくことも大切です。近年の広告業界では、従来のマス広告ではなく、インターネット広告が大きく成長しています。電通が発表した2021年 日本の広告費のレポートによると、2021年には、インターネット広告費が初めてマス広告費を上回りました。また、動画配信サービスの利用者増加、YouTubeやTik Tokなどの動画共有系SNSの人気拡大などの影響もあり動画広告の市場も大きく成長しており、今後はさらなる拡大が予想されます。

広告業界で仕事をしたい人は、広告業界の動向を踏まえたうえで、志望動機を書くことが大切です。インターネット広告や動画広告が成長しているのであれば、今後それらに力を注ぐ会社も増える可能性があります。そのような状況で、自身は何ができるのか、スキルや経験はどのように活かせるのかといったことを考えてみましょう。

まとめ

広告運用者として転職する際の志望動機の書き方や基本情報を解説

本記事では、広告運用者として働きたい人に向けて、業務内容や志望動機、PRの書き方や広告市場の動向について解説しました。

志望動機を書く際は、自己分析と志望する企業情報のリサーチを入念に行い、強みや特徴、企業の今後の戦略や求める人物像などを理解することが大切です。また、広告業界は変化が激しい業界であるため、最新情報や市場動向などにもアンテナを張る必要があります。まずは、これまでの経験を洗い出し、何ができるのか、なぜその会社なのかといったポイントを整理するところから始めてみてはいかがでしょうか。

株式会社DigiCon(デジコン)は、クライアントの利益最大化を目指してWebマーケティングに取り組んでいる会社です。リスティング広告の運用などの広告運用も行っており、自分の裁量を持って働くことができます。前向きに仕事に取り組める人はぜひご応募ください。