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2023.7.21

Webディレクターの年収はどのくらい?年収を上げるためにできることとは?

Webディレクターの年収はどのくらい?年収を上げるためにできることとは?

企業のマーケティング活動においてWebマーケティングが主流の現代では、Web業界で働きたいと考えている人もいるでしょう。Web業界の中でも、Webディレクターとして転職を検討している人も多いのではないでしょうか。

本記事では、Webディレクターの年収相場や仕事をする上で求められるスキルやキャリア形成の一例について紹介します。転職を検討している人はぜひ参考にしてください。

Webディレクターの年収はどれくらい?

求人ボックスのデータによるとWebディレクターの正社員の年収相場は496万円となっています。国税庁の調査によると、日本の平均年収は439万円であるため、Webディレクターの年収は日本の平均年収よりも高いといえます。ITやWeb関連の仕事は高収入といったイメージを持っている人も多いかもしれませんが、Webディレクターは、業務によっては上流工程から携わることもあるため年収が高い傾向にあります。しかし、企業や経験、スキルによって金額は大きく変動します。年収496万円は1つの基準として考えておくとよいでしょう。

アルバイト/パート・派遣社員のWebディレクターの年収はどれくらい?

求人ボックスのデータによるとWebディレクターの年収は、雇用形態によっても異なります。アルバイトやパート雇用の場合、平均の時給は1,197円となっています。1日8時間で1ヶ月に20日勤務した場合、月給は19万1520円です。年収でいうと約230万円となります。実際には、企業によって勤務日数や時給に違いがありますが、正社員と比べると大きな違いがあることがわかります。

また、派遣雇用でWebディレクターを務める場合、平均時給は1,850円とされています。時給1,850円で1日8時間勤務を1ヶ月に20日した場合、月給は29万6000円となり、年収は約355万円となります。アルバイトやパートと比べると給料は多くなりますが、日本全体の平均年収と比較すると低くなります。

アルバイトやパート、派遣社員は基本的にボーナスがないため、正社員との年収に差があると考えられます。しかし、経験や資格、スキルなどが充実していれば、ここで紹介した金額以上の給与をもらえる可能性もあります。

【年代別】Webディレクターの平均年収

雇用形態だけでなく、年代別でもWebディレクターの年収は異なります。ここでは、Webディレクターの正社員で働く場合の20代、30代、40代の年代別年収を紹介します。ここでは、転職サービスDODAのデータを元に記載しています。

20代は、業界経験が少ない年代といえます。そのため、年収も361万円程度となっています。月給にした場合25万円〜30万円程度です。

30代になると経験もある程度積み重ねており、業務範囲が広がることもあるため、平均年収は457万円程度という結果になっています。これは月給にした場合29〜38万円程度です。また、昇格などもあれば、それに伴い年収が増えるケースもあります。

40代は管理職として活躍している人も多く、平均年収は551万円程度という結果になっています。これは月給にした場合37〜45万円程度です。また人によっては、独立してフリーランスになり、さらに年収が高くなっているケースもあるでしょう。

【男女別】Webディレクターの年収

転職サービスDODAのデータによると同じWebディレクターでも男女で年収に違いがあります。男性は、全体で平均した場合平均年収493万円ですが、女性は平均で403万円とされており、その違いは決して小さくありません。月給とした場合、男性が約41万円、女性が約33万円となります。

女性の方が低くなっていますが、これは給料自体に男女差があるわけではなく、男性の平均勤続年数が長いことが原因だと考えられます。女性は結婚や出産、育児などによって退職する人もおり年収が高いベテランの人材が少ない傾向にあるため、平均年収に反映されているといえるでしょう。今後は、産前産後休暇の取得のしやすさ、時短勤務を活用した職場復帰など、職場環境が改善されることで、男女差は小さくなると予想されます。

年収を上げるためにできることについて

Webディレクターとして働く上で年収を上げるためには何をすればよいのでしょうか。ここでは取り組むべき4つの内容について解説します。

Webディレクターのスキルを上げる

年収を上げるためには、スキルを上げることが大切です。例えば、SEOやプログラミング、デザイン知識があるなど、専門的なスキルを身につけることで任せられる仕事が増えます。また、マーケティング面でも専門的なスキルを高めることをおすすめします。例えば、Google Analyticsを使った分析ができる、Google OptimizeでABテストができるなどといったスキルが挙げられます。このように業務幅が広がることで、給与も上がりやすくなるでしょう。

担当するプロジェクト規模を大きくする

自身が担当するプロジェクトの規模を大きくしていきましょう。プロジェクト規模が大きくなると、役職も付き、制作部門にも関わりつつも、業務内容の中心がクライアント部署やクライアントの関連部署とのコミュニケーション、プロジェクト全体の予算管理、チームメンバーのアサイン状況などの管理業務が主になります。多くのメンバーと関わることになるため、高度なコミュニケーション能力と管理スキルが求められますが、プロジェクトを成功まで導けた時の達成感やリターンは大きくなるでしょう。

経験者として転職する

Web業界の人材は、年々需要が増していることもあり、自身のスキルや経験を生かして他社に転職することで年収アップを実現できる場合もあります。Webディレクターの需要が高い現在は、企業としても即戦力を求めていることが多いです。そのため、一定の経験やスキルがあれば、条件面を交渉できる可能性もあるでしょう。
また、Webディレクター経験者であれば、Webプロデューサーなど、より上位の職種で採用されることもあります。

フリーランスで働くなど独立する

フリーランスとして独立することで年収アップを目指すことも可能です。フリーランスになると、経費などを除いた売上がそのまま自身の収入となります。そのため、うまくいけば会社員よりも大幅に年収をアップさせられる可能性があります。
ただし、最初からフリーランスとしてまとまった収入を得ることは簡単ではないため、慎重に検討しなければなりません。会社で経験を積み、クライアントとの信頼関係を構築するなど下地を作った上で独立することをおすすめします。

まとめ

Webディレクターの年収はどのくらい?年収を上げるためにできることとは?

本記事では、Webディレクターの年収について、また年収を上げるためにできることについて解説しました。Webディレクターの平均年収は496万円で、日本の平均年収よりも高くなっています。しかし、雇用形態や年代、スキル、勤務先によって年収に違いがあり、平均年収を下回るケースも少なくありません。Webディレクターとして年収アップを目指す場合、スキルアップに努めるほか、他社への転職や独立なども選択肢といえます。

株式会社DigiCon(デジコン)は、Webマーケティングに取り組む企業です。SEOやインターネット広告、Webコンサルティングなど、Web関連の事業を多数展開しています。Webディレクターとして自分で裁量を持って働きたい人や、リサーチが得意な人、前向きに仕事に取り組める人は、ぜひご応募ください。