コラム
COLUMN
2023.6.21
Lステップでアンケートを集めるには? 回答フォームの活用方法を解説
Lステップとは、LINEで提供しているMA(マーケティング・オートメーション)ツールを指します。MAは、マーケティング活動を自動化させることで、業務効率化を目的としています。
また、各種申込や長文テキストの配信にも活用できるため、導入を検討している企業も多いでしょう。
この記事では、Lステップを使ったアンケートの活用方法や、メリット・デメリットなどについて詳しく解説します。気になる人は参考にしてください。
Lステップのアンケートとはどういった機能?
Lステップには「回答フォーム」といった機能があり、アンケートを取る際に必要な機能です。以下にて、Lステップの概要や特徴を詳しく紹介していきます。
Lステップを活用したアンケートの概要
Lステップの「回答フォーム」を使用すれば、簡単にアンケートフォームを作成できます。回答フォームの内容は自由に設定できるため、配信の材料となる項目を設定するようにしましょう。例えば、アンケートを知った経緯を回答する項目を入れることでどこから流入したかを把握できます。
収集した情報は、友だちのグループ分けや配信リストから適したユーザーの条件を絞り込んで配信するセグメント配信に活用可能です。
また、セグメント配信を活用することで、アンケートに対する反応率や、友だち登録率の向上が期待できるでしょう。
LINEアカウントでも自動的に配信されるマーケティングシステムであるステップメールを配信できますが、配信時間が限られてしまうといったデメリットがあります。指定した時間に配信したいのであれば、Lステップを利用した方がよいでしょう。
Lステップのアンケートの特徴
Lステップは、回答の内容に応じて、さまざまなアクションを設定することも可能です。「友だちがタップした項目のタグ付け」や「回答してくれた友だちに限定した配信」なども設定できます。
また、回答期限も設定できるため、イベントやセミナーの応募フォームとしても活用できるでしょう。
Lステップのアンケートの目的とは?
Lステップのアンケートは、次のような目的で使用できます。
・顧客データの収集
LINE公式アカウントでは、年代や性別などを「みなし属性」で判断することしかできません。しかし、Lステップを活用することで、友だちの「年齢」「性別」などの詳細なデータを簡単に収集できます。回答された内容は自動保存されるため、セグメント配信に活用できます。
・データ分析
Lステップの料金プランは3種類用意されており、プロプランであれば、友だちの流入経路の分析も行えます。流入経路と回答結果を合わせて分析することで、より詳細なグループ分けやセグメント配信が実現するでしょう。
・長文配信
回答フォームの説明欄は2,000文字まで記入できるため、長い文章を配信したいときに役立ちます。
トーク画面に長文のテキストを送ることもできますが、横幅が限定されるため改行が調整できず視認性が欠けてしまうでしょう。多くの人に読んでもらうためにも「読みやすさ」を意識することが大切です。
Lステップのアンケートを行うメリットとデメリット
Lステップは、メリットが多く利便性が高いツールといえますが、デメリットもあるため、利用する前に把握しておくことが大切です。
Lステップのアンケートを行うメリット
先述した通り、Lステップを活用してアンケートを行えば、友だちの多様な情報を得ることができます。ラジオボタンやチェックボックス、プルダウンなど、さまざまな回答方式を設定できることもメリットといえるでしょう。
入力項目は自由に設定できるため、年齢や性別といった基本的な内容だけではなく、「困っていること」や「サービスの感想」なども収集できます。
なお、回答フォームには、画像やPDF、Word、Excelなどのデータを添付することも可能です。画像の添付機能を双方向の連絡手段として利用することで、Lステップを活用する幅も広がるでしょう。
Lステップのアンケートを行うデメリット
Lステップを活用するには、LINEアカウントの登録者を集める必要があります。フォロワーが10人程度の場合は、大きな成果を得ることが難しいため、費用対効果を検証したうえで導入するようにしましょう。
また、設定に手間がかかるため、導入から活用するまでには、ある程度の時間がかかることを理解しておく必要があります。
Lステップでアンケートを集める方法を紹介
ここからは、Lステップを活用したアンケートの回答を集める方法を紹介します。
1.アンケートの目的と質問を決める
まずは、アンケートの目的を明確にします。目的を明確にしなかった場合、アンケートの作成中に何度も質問内容を変更・追加することになるでしょう。時間を割いて質問に回答してくれるユーザーのためにも、必要とされる質問だけを設定するようにしてください。
2.友だち情報欄を設定する
質問が決まった後は、回答を保存する「友だち情報欄」を設定します。Lステップのメニューバーから「友だち情報欄管理」を開いて「新しい友だち情報欄」をクリックするだけなので、設定の手間はかかりません。友だち情報欄を設定しなかった場合は、回答内容が保存されないため注意が必要です。
3.回答フォームを作成する
回答フォームの作成手順は、下記の通りです。
・Lステップ画面左のメニューバーから「回答フォーム」をクリック
・「タイトル」と「説明」を入力
・「回答項目」の設定
・回答の登録先を設定する
また、アンケート回答に合わせたアクションの設定も確定させておきましょう。例えば、アンケートを回答後に返答がなければ、回答者は不安になります。アンケートに回答してもらったことに対して、簡単なお礼の文章を送るだけでも、回答者の不安は解消されるでしょう。
Lステップの具体的な活用方法とは?
ここまで紹介した通り、Lステップをアンケートに活用することで、友だち登録に繋がることもあるでしょう。「友だち登録をお願いします」だけでは大きな反応を期待できませんが、アンケートという形式で配信すれば、友だち登録の反応率を高めることもできます。
Lステップは、メルマガのような長文テキストの配信にも利用可能です。説明欄には2,000文字まで入力できるため、長い文章の配信には回答フォームを利用するようにしましょう。
また、店舗やセミナーなどの予約や申込フォームとして利用することも可能です。ただし、フォームでの予約確定は難しいため、定員がある場合は手動で処理する必要があります。
まとめ
今回は、Lステップでアンケートを集める方法について解説しました。
Lステップを活用することで、アンケートを作成して友だちのデータを分析したり、長文を配信したりできます。Lステップは、LINEマーケティングに欠かせない機能であるため、この機会に導入を検討してみてはいかがでしょうか。
Lステップを活用したマーケティングについてお困りであれば、株式会社DigiCon(デジコン)にご相談ください。御社のビジネスに適したマーケティング手法を提案させていただきます。