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2023.5.25

広告業界の仕事内容やキャリアプランとは?中小企業と大手企業の違いを比較

広告業界の仕事内容やキャリアプランとは?中小企業と大手企業の違いを比較

この記事では、Web広告の運用を経験しており、キャリアアップや働き方について悩まれている人に向けて、広告業界のキャリアプラン、求められるスキル、広告業界における中小企業と大企業の違いなどを紹介します。広告業界を検討されている人はぜひ参考にしてください。

広告業界とは?

ここでは、広告業界の概要について解説していきます。

広告というのは、商品やサービス、アイデアなどを顧客に伝え、購買行動を起こしてもらうことを目的としています。最近では、インターネットが広く普及した影響により、テレビ・ラジオ・新聞などのマスメディアよりもインターネットを利用した広告の需要が増えています。

広告業界の仕事は、クライアントに対して効果的な広告の企画や運営をするだけではなく、広告枠を販売するなど多岐にわたります。主な広告の種類としては、(1)マスメディア広告、(2)Web広告、(3)セールスプロモーション広告の3つに分けることができます。

マスメディア広告はテレビ・ラジオ・新聞・雑誌上での広告であり、Web広告はインターネット上のサイトやアプリなどで配信される広告を指します。そして、セールスプロモーション広告は、DMや折込チラシなど、マスメディア広告とWeb広告以外のその他の広告となります。

広告業界の具体的な仕事内容とは?

ここでは、広告業界の具体的な仕事内容について大きく3つに分けて紹介していきます。

・企画提案

広告を出したいとは考えているけれど、具体的なノウハウがない企業に対して、企画提案を行います。 営業は社内の関係者と密接に連携をとりながら、クライアントに対して適切なプレゼンテーションを行います。

・広告制作

広告の効果を高めるため、広告の制作にあたってはコピーライター・デザイナーなど広告のデザイン・制作に関する専門性を持った人が担当します。クライアントが伝えたいアイデアを顧客が魅力的に受け取れる言葉やイメージを考案します。

・マーケティング

クライアントのニーズを的確に反映させるためには、Webマーケターなどマーケティング担当者の仕事が大きな役割を担います。市場調査や広告出稿後のデータを解析しながら広告の出稿プランを作成します。

広告業界で働く場合のキャリアプラン

ここでは、広告業界で働く場合のキャリアプランについて解説します。

・広告営業は未経験からチャレンジしやすい

広告営業は、未経験者でも比較的挑戦しやすい仕事といえます。Web制作会社や広告代理店などに勤めて基礎的なスキルと経験を身につけることで、キャリアを積み上げていく選択肢を持つことができます。

・インターネット広告業界のキャリアプランの流れを紹介

企業に勤める場合、入社1年目は先輩から基本的な知識を学びます。2~3年目になると、任される仕事も徐々に増え、自分から積極的に知識をインプットすることが求められます。3~4年目では、一人でクライアントに対応する機会が多くなります。それ以降においては、チームを率いるマネージャーのポジションとして、チーム単位で成果を上げる役割を担います。

・(1)昇進(2)独立(3)転職という選択肢

広告業界の一般的なキャリアは広告代理店に入り、昇進をしていくことです。その先では、自らのスキルを活かして、独立してフリーランスとして働くという選択肢もあり、自由な働き方の中で活躍する道もあります。また、転職することで環境を変え、より良い条件の企業でキャリアアップを目指すケースもあります。

広告業界で働く上で会社から求められるものとは?

広告業界で働く上で会社から求められる能力・スキルについて紹介します。

・情報収集力の高さ

広告業界で働くにあたっては、世の中の流れに敏感でトレンドを把握しておくことが求められます。そのため、SNSなど新しい種類のメディアに好奇心を抱き、流行りのコンテンツなどをいち早くチェックするアンテナを張ることで、柔軟な発想へとつながります。

・コミュニケーション能力の高さ

クライアントの望む結果を出して良い評価を得るためには、最初の段階で顧客の要望を正確に聞き出し、くみ取る力が求められます。特に広告業界の場合は社内だけではなく、社外の関係者と情報を共有する機会も多いため、信頼関係の構築を行うことは円滑に仕事を進めるために必要となります。

・分析力・発想力の高さ

クライアントにより良いソリューションを提案するために、広告の成果について、論理的に分析できる力と常識的なイメージに縛られない柔軟な発想を持つことが求められます。

広告業界における中小企業と大企業の比較

広告業界における中小企業は、大企業とどんな違いがあるのでしょうか。ここでは広告業界における中小企業と大企業の違いを3つのポイントで比較します。

・業務の幅

中小企業では、担当者が一人で複数の業務に従事をすることが多いです。一方で大企業では、人員が多く役割分担がはっきりとしているため、一人の担当範囲はより狭く、より深くなります。

・与えられる裁量

中小企業では、予算が限られており、その中で担当者がクライアントの要望を満たすための大きな裁量が一人一人に認められています。一方で大企業の場合には、予算が大きく、一人当たりの関与の程度など綿密にシミュレーションされるため、経験の浅い頃は仕事の自由度は低くなります。

・営業・取引先

中小企業では、取引先も同じ中小企業であることが多く、取引先に広告のための部門がない場合には、経営層と直接やり取りすることもあります。一方で、大企業の場合には取引先も上場企業など相応の規模となるため、ほぼ固定されたクライアントとやりとりすることが一般的です。

広告業界の最新トピックやニュース、トレンドを紹介

ここでは、広告業界の最新トレンドについて紹介していきます。

・2021年のインターネット広告費は前年比21.4%増の2兆7052億円で、「マスコミ4媒体(テレビ、新聞、雑誌、ラジオ)」の広告費(2兆4538億円、同8.9%増)を初めて上回りました。
※参考元:dentsu|2021年 日本の広告費 インターネット広告媒体費詳細分析

・新型コロナウイルスの影響により自宅で過ごす時間が増えたため、最近ではテレビなどのマスメディア広告の需要も回復しています。
※参考元:Yahoo!Japan|NHK復調気配・・・主要テレビ局の複数年にわたる視聴率推移(2021年11月公開版)

・インターネット広告費の中でもデジタル広告費が急速に伸びており、2022年はインターネットテレビ広告・マルチメディア戦略がトレンドとなることが予想されています。
※参考元:dentsu|2021年 日本の広告費 インターネット広告媒体費詳細分析

まとめ

広告業界の仕事内容やキャリアプランとは?中小企業と大手企業の違いを比較

この記事では、広告業界の仕事内容やキャリアプラン、中小企業と大手企業の違いなどについて紹介してきました。近年ではコロナ禍など外部環境の変化もあってIT関連の需要が高まっており、広告業界についても追い風となっています。

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