コラム
COLUMN
2024.8.02
Webマーケティングディレクターの仕事内容を徹底解説!キャリアプランや平均年収は?
Webマーケティングディレクターとは、Webマーケティングを統括する責任者のことです。この記事では、Webマーケティングに興味のある人、Webマーケティングディレクターとして働きたい人に向けて、Webマーケティングディレクターの具体的な仕事内容や平均年収、将来性などについて解説します。また、転職する際に求められるスキルについても取り上げているため、ぜひ参考にしてください。
Webマーケティングディレクターとは?
マーケティング活動は企業が商品やサービスを販売・認知してもらうために行う活動であり、企業が業績を伸ばすためには欠かせない取り組みとなります。その中で、特にインターネットを媒体としたマーケティング活動全般を統括する責任者のことをWebマーケティングディレクターと言います。
Webマーケティングディレクターは、デジタルマーケティングディレクターやWebディレクターと呼ばれることもあります。インターネット上の多様なチャネルを活用して、キャンペーンの立案や実施、管理などを行います。
Webマーケティングディレクターの具体的な仕事内容とは?
Webマーケティングディレクターの仕事内容は、市場調査や分析、戦略立案、広告運用など多岐に渡ります。ここでは、具体的にどのような仕事をするのか解説していきます。
市場調査とターゲット分析
Webマーケティングディレクターの主な仕事内容として挙げられるのが、市場調査とターゲット分析です。市場調査はより細かく分類すると、価格調査や販促調査、商品開発調査、ブランドイメージ調査といった多方面の調査となります。調査においてはどのような目的で調査を実施するのか、何を明らかにするのか、どのような調査項目にするかといったことを踏まえて行います。
その結果を基に分析を行い、マーケティング戦略を立案する際のターゲットを設定します。
ターゲット設定を間違えると、どんなに魅力的なマーケティング戦略であっても期待した成果をあげることはできないため、市場調査とターゲット分析を入念に行うことが肝要です。
マーケティング戦略の策定とインターネット広告の運用
ターゲット分析を踏まえ、マーケティング戦略を策定します。インターネット媒体といってもポータルサイトやブログ、SNS、動画など数多く存在し、それぞれの媒体で特色が異なるため、どの媒体で、どのような施策を行うのかを検討する必要があります。
利用する媒体が決まったらWebサイトや各種SNSの運用方法、商品やサービスの紹介方法など具体的な施策を計画し、実行する部署に指示を出します。
Webマーケティングでは、必要に応じて予算を組み、インターネット広告を出稿することもあります。また、広告を活用する場合には広告の掲載場所や掲載内容、費用対効果の目標などについて検討しておく必要があります。
マーケティングの手法は1つではなく、さまざまな方法を組み合わせることができます。組み合わせによって施策の効果が変わることもあるため、Webマーケティングディレクターは最適な方法を見極めておかなければなりません。
ディレクション業務と進行管理
策定したマーケティング戦略については、Webマーケティングディレクターだけが実行するわけではありません。実行に携わる各担当チームが組まれ、それぞれがきちんと機能しているかを確認するのが、Webマーケティングディレクターの実行段階における主な役割となります。
進捗状況を常にチェックし、スケジュールの調整を行いながら目標からずれていないかを都度確認することで、スムーズにマーケティング戦略を実行できるように進めていきます。
Webマーケティングディレクターで働く場合のキャリアプラン
Webマーケティングディレクターとして働きたい場合、まずは関連する業務経験を積み重ねる必要があるため、基本的に未経験の状態からWebマーケティングディレクターとして働くことは極めて稀なケースとなります。
通常のステップとしては、まずWebマーケティングチームの一員として現場実務に取り組み、業務経験を積むところから始まります。現場での経験を積むことで、チームリーダーやマネージャーなど役割を徐々に変えながらマネジメントを学び、その先にWebマーケティングディレクターのポジションがあります。
なお、Webマーケティングディレクターの先には、さらに広範な業務を担うマーケティングディレクターや最高マーケティング責任者となるCMOなどのポジションもあります。社内で昇進を目指すこともできますが、このレベルまで到達すると独立してフリーランスとして活動することも選択可能です。
Webマーケティングディレクターに求められる能力やスキル
Webマーケティングディレクターは、Webマーケティング全般の指揮をとるため、求められるスキルも多岐に渡ります。ここでは具体的にどのようなスキルが必要となるのかについて解説していきます。
Webマーケティングの知識と統計学
マーケティングに取り組む以上、マーケティングの基本的な知識は必要不可欠です。当然ながら、Webマーケティングの基本は必ず押さえておきましょう。特にWebマーケティングの場合、コンテンツ制作やSNSの運用、SEO対策やWeb広告の出稿は頻繁に行われる施策であるため、それぞれの業務を理解しておくことが求められます。
また、市場調査を行い、結果を分析することもあるため、統計学の知識があると実務において役立ちます。近年では、インターネット調査が一般的に行われていることもあり、データ収集自体は簡単に行えます。一方で、膨大なデータを効率よく活用するにはデータを正しく読み解く力が欠かせません。数字やデータに対する苦手意識は取り除いておきましょう。
リーダーシップとスケジュール管理能力
Webマーケティングディレクターは、Webマーケティングに関わる各チームや部署を率いるリーダーであるため、的確な指示を出し、決断を下し、業務に取り組むチームメンバーが円滑に取り組めるようマネジメントすることが求められます。また、進捗管理に対してのスケジュール管理能力も問われます。
その他にも、Webマーケティングは社内の他部署や社外の協力会社、クライアントなどさまざまな関係者との調整が欠かせないため、Webマーケティングディレクターには高いコミュニケーション能力も求められます。
情報収集力とストレス耐性
Webマーケティング業界は日々変化と進化を遂げています。そのため、Webマーケティングディレクターは世の中の変化やトレンドにもアンテナを立てておく必要があります。優れた戦略を立案した様に見えても、世間からの注目を集められなければマーケティングとしては失敗です。そのような事態を避けるためにも、情報収集に力を入れ、最新の情報やトレンドを把握しておく必要があります。
WebマーケティングディレクターはWebマーケティングの責任者であるため、結果に対して相応のプレッシャーがかかることは避けられません。そのため、そういったストレスへの耐性を備えていることが望ましいといえます。
Webマーケティングディレクターの平均年収は?
Webマーケティングディレクターの求人情報を見ると、平均年収は500万円以上と推測できます。これは日本の平均年収よりも高い水準となります。また、求人によっては年収800万円以上の条件もあり、責任が伴う分、高い給与を得ることも可能です。勤続年数や業務実績によっては、年収1,000万円も十分視野に入れられる範囲となります。
ただし、未経験者がWebマーケティングディレクターとして働くことは難しく、ここで紹介した高い給与を得るためには、Webマーケティングの経験を一定以上積み重ねている必要があります。
今後も市場価値が高まっていくWebマーケティングディレクター
昨今の企業におけるマーケティング活動において、Webマーケティングは欠かすことができません。そのため、Webマーケティングディレクターに対するニーズは高まっており、今後もこの傾向は続くと考えられます。
高いニーズがある一方で、統括的なディレクション業務を高いレベルで行える人材は決して多くありません。実務経験や実績があれば、好条件で転職することもできます。着実に実績を積み重ね、市場価値を高めて行くことが高収入を得る唯一の道となります。
まとめ
Webマーケティングディレクターは、インターネットを通じて企業の売上を作る魅力的な職業です。活躍するためには、Webマーケティングの基本的な知識や統計の知識だけでなく、リーダシップやコミュニケーション能力など多岐に渡るスキルが求められます。Webマーケティングに取り組む企業は多いため、Webマーケティングディレクターに対するニーズは高く、今後もこの傾向が続くと考えられます。
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